MotoGP第3戦アメリカGP MotoGPクラス3日目 決勝
2025/03/31
MotoGP第3戦アメリカGP MotoGPクラス3日目、ウォームアップ走行と決勝が日曜日、アメリカ、テキサス州にあるサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(通称COTA)で開催された。日本時間午後11時40分(現地時間午前9時40分)から10分間で開始される予定のウォームアップ走行は、技術的な問題により5分遅れで開始された。気温は23度、路面温度26度、湿度81%、曇りのドライコンディション。
この走行では1番手マルク・マルケス(ドゥカティ)、2番手フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)、3番手ヨハン・ザルコ(ホンダ)、小椋藍(アプリリア)は19番手。マルコ・ベゼッキ(アプリリア)は転倒があった。
NFLプレーヤーやバスケットボール選手との交流を持つトークショーなどの後、Moto3、Moto2のレースが行なわれ、日本時間、月曜早朝4時(現地時間午後2時)から20周で決勝はスタートする予定だった。気温22度、路面温度28度、湿度91%、Moto2からの小雨が続くウェットコンディション。小椋、ブラッド・ビンダー(KTM)、エネア・バスティアニーニ(KTM)がスリックタイヤ、他はウェットタイヤを選択していた。
ウォームアップ走行中にファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)が転倒、ジャック・ミラー(ヤマハ)が助けてグリッドに並んだ。チアダンスや国歌斉唱も終え、サイティングラップまで残り3分を切った状態でマルク・マルケスが突然、ピットへ走り出す。
それに釣られるように、バニャーヤ、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)、ジョアン・ミル(ホンダ)らが続き、ピットとグリッドは混乱。赤旗が出された。結果、10分遅れで19周のレースとなり再スタート。ソフト、ミディアムの違いはあるものの今度は全員スリックタイヤだった。
2度目のスタート時に今大会でMotoGP250戦を迎えたマーベリック・ビニャーレス(KTM)がマシントラブルでピットレーンへ。ピットレーンスタートとなり、始まった。ホールショットを奪ったマルク・マルケスは、1周目に2番手アレックス・マルケス(ドゥカティ)を1秒以上引き離す。好スタートで3番手に着けたバニャーヤは、4周目にアレックス・マルケスを捉えてトップを追う。
4番手以降は、ジャンアントニオ、フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)、ミラー、ビンダーらが続いた。8周目には、ビンダーと7番手争いをしていたペドロ・アコスタ(KTM)が1コーナーで転倒。9周目、トップを独走のマルク・マルケスが4コーナーで転倒。バニャーヤがトップとなり、2番手アレックス・マルケス、3番手ジャンアントニオ。マルケスは再スタートしたものの、13周目にピットイン、リタイア。
11周目には、ルカ・マリーニ(ホンダ)と9番手を争っていたミルも転倒。13周目、マシントラブルでビンダーがピットイン、リタイア。17周目、バスティアニーニと8番手争いをしていたヨハン・ザルコ(ホンダ)が転倒。6番手で16周目に2分02秒363の自己最速ラップを記録していたフェルミン・アルデゲール(ドゥカティ)も、17周目に転倒。
トップ3は後半、単独走行が続きそのままチェッカー。1位バニャーヤ、2位アレックス・マルケス、3位ジャンアントニオ。バニャーヤは今年、そしてCOTAで初めての決勝優勝。アレックス・マルケスは開幕から3戦連続2位。ジャンアントニオは、2023年カタールGPでの初優勝以来の表彰台。小椋は9位でチェッカーを受け、7ポイント獲得した。年間ポイントでは、87ポイントのアレックス・マルケスが自身初のポイントリーダー。2番手マルク・マルケス86、3番手バニャーヤ75。小椋は6番手25ポイント。次戦は4月11日から第4戦カタールGPが行なわれる。
MotoGP第3戦アメリカGP MotoGPクラス3日目決勝
1 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
2 アレックス・マルケス(ドゥカティ)
3 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)
4 フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)
5 ジャック・ミラー(ヤマハ)
6 マルコ・ベゼッキ(アプリリア)
7 エネア・バスティアニーニ(KTM)
8 ルカ・マリーニ(ホンダ)
9 小椋藍(アプリリア)
10 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
11 アレックス・リンス(ヤマハ)
12 ラウル・フェルナンデス(アプリリア)
13 アウグスト・フェルナンデス(ヤマハ)
14 マーベリック・ビニャーレス(KTM)
15 ロレンツォ・サルバドーリ(アプリリア)
16 ソムキャット・チャントラ(ホンダ)
17 ヨハン・ザルコ(ホンダ)
RT フェルミン・アルデゲール(ドゥカティ)
RT ブラッド・ビンダー(KTM)
RT マルク・マルケス(ドゥカティ)
RT ジョアン・ミル(ホンダ)
RT ペドロ・アコスタ(KTM)
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