SBK(スーパーバイク世界選手権)第2戦ポルトガル 3日目
2025/03/31
SBK(スーパーバイク世界選手権)第2戦ポルトガルラウンドは、ポルトガルのポルティマオ(アウトドローモ・インターナショナル・ド・アルガルベ)でスーパーポールレース、レース2が開催された。
SBKのスーパーポールレースは気温21度、路面温度25度のドライコンディションの下、10周で争われた。
ポールポジションからスタートしたトプラク・ラズガットリオグル(BMW)はレース1に続いてスタートが決まらず、ニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)のリードでレースは始まる。
1周目を3番手で終えたラズガットリオグルは2周目にはブレガの背後に迫り、テールtoノーズの接戦を展開。5周目の3コーナーでラズガットリオグルがブレガを交わしてトップに浮上。そのままゴールラインまで二人の接戦が続き、ラズガットリオグルが逃げ切って勝利を収めた。ブレガは0秒055差の2位でゴール。
9番グリッドからスタートしたアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)は序盤からポジションを挽回、中盤以降、ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)と表彰台争いを繰り広げ、残り3周で3番手に浮上すると、そのまま3位でゴール。
4位にペトルッチ、5位にアンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)、6位にサム・ロウズ(ドゥカティ)、7位にマイケル・ファン・デル・マーク(BMW)、8位にチャビ・ビエルへ(ホンダ)、9位にイケル・レクオナ(ホンダ)が入賞。
レミー・ガードナー(ヤマハ)が10位、アクセル・バッサーニ(ビモータ・カワサキ)が11位アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)が12位アレックス・ロウズ(ビモータ・カワサキ)が13位ドミニク・エガター(ヤマハ)が14位スコット・レディング(ドゥカティ)が15位に続いた。
SBKのレース2は20周の予定でスタートしたが、トップグループが10周目を走行中に、後方のジェイソン・オハローラン(ヤマハ)が1コーナーで転倒。オイルに乗った可能性があったため、赤旗中断となり、残り11周で再スタートが切られた。赤旗前まではニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)がレースをリードし、トプラク・ラズガットリオグル(BMW)と二人で3番手以下を引き離して接戦のトップ争いを繰り広げていた。
再スタートレースでもブレガがリードし、ラズガットリオグルが追う展開で周回を重ね、ストレートエンドや3コーナーで、計6回ポジションを入れ替えながら周回。最終ラップまで続いた争いは7周目以降、コントロールライン上でのトップをキープしたラズガットリオグルが逃げ切って優勝。ラズガットリオグルはレース1、スーパーポールレース、レース2とポルトガルラウンドを完全制覇した。そして、この勝利はラズガットリオグルにとってSBK通算60勝目となり、カール・フォガティを抜いてSBK勝利数歴代3位となった。
ブレガは3レース共、2位に終わったものの、ランキングトップをキープ。3位にアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)が続いた。
4位にアンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)、5位にマイケル・ファン・デル・マーク(BMW)、6位にダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)、7位にアクセル・バッサーニ(ビモータ・カワサキ)、8位にイケル・レクオナ(ホンダ)、9位にドミニク・エガター(ヤマハ)、10位にヤリ・モンテッラ(ドゥカティ)の順で続き、サム・ロウズ(ドゥカティ)が11位ギャレット・ガーロフ(カワサキ)が12位バハティン・ソフォグル(ヤマハ)が13位ライアン・ビッカーズ(ドゥカティ)が14位スコット・レディング(ドゥカティ)が15位に入賞。
レミー・ガードナー(ヤマハ)は転倒リタイア、アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)は最初のスタートでジャンプスタートのペナルティを取られ、ダブルロングラップペナルティの内、1回を消化したが、再スタートレースではライドスルーペナルティを受けた後、リタイアに終わった。アレックス・ロウズ(ビモータ・カワサキ)は再スタートレース1周目の12コーナーで転倒を喫しリタイア。
最初のレースで転倒を喫したオハローラン、チャビ・ビエルへ(ホンダ)、ティト・ラバット(ヤマハ)は再スタートレースには出走せずリタイアに終わった。
SSP(スーパースポーツ世界選手権)のレース2はボ・ベンスナイダー(MVアグスタ)が優勝した。スタートからレースをリードしたのはジャン・オンジュ(ヤマハ)だったが、オンジュはトップ走行中の9周目の1コーナーで転倒を喫しリタイア。代わってステファノ・マンジ(ヤマハ)がトップに立ったが、1周目7番手から周回ごとに追い上げて来たベンスナイダーが13周目にトップに浮上。終盤は2番手のマンジに1秒半から2秒のリードを取って、単独トップでチェッカーを受け、SSP初優勝を達成した。
2位にマンジ、3位にトム・ブース-アモス(トライアンフ)が入賞、3メーカーのマシンが表彰台を分け合った。岡本裕生(ヤマハ)は21位でゴール。鳥羽海渡(ホンダ)はスタート直後にマシントラブルに見舞われ、2周を回ってリタイアとなった。
SSP300(スーパースポーツ300世界選手権)のレース2では集団での接戦のトップ争いを制したベナット・フェルナンデス(Kove)が優勝。2位にフリオ・ガルシア(Kove)、3位にアントニオ・トーレス(カワサキ)が入賞した。
ヤマハR3 bLU cRUワールドカップのレース2も、レース1同様に集団でのトップ争いが展開。マリオ・サリス・ネトが優勝した。2位でチェッカーを受けたイマニエーレ・パストーレがジャンプスタートのロングラップペナルティを消化しなかったため、レースタイムに78秒加算のペナルティを受け、17位に降格。3位でチェッカーを受けた久川鉄平が2位となりR3カップ初表彰台に立った。3位にクリストファー・クラークが入賞。奥貫 翔は5位に入賞、ジーン・健人・ターナーは12位に入賞した。
SBK第2戦ポルトガル SBK決勝レース2 リザルト
1 トプラク・ラズガットリオグル(BMW)
2 ニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)
3 アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)
4 アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)
5 マイケル・ファン・デル・マーク(BMW)
6 ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)
7 アクセル・バッサーニ(ビモータ・カワサキ)
8 イケル・レクオナ(ホンダ)
9 ドミニク・エガター(ヤマハ)
10 ヤリ・モンテッラ(ドゥカティ)
11 サム・ロウズ(ドゥカティ)
12 ギャレット・ガーロフ(カワサキ)
13 バハティン・ソフォグル(ヤマハ)
14 ライアン・ビッカーズ(ドゥカティ)
15 スコット・レディング(ドゥカティ)
16 ザクワン・ザイディ(ホンダ)
17 タラン・マッケンジー(ホンダ)
R レミー・ガードナー(ヤマハ)
R アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)
R アレックス・ロウズ(ビモータ・カワサキ)
R ジェイソン・オハローラン(ヤマハ)
R チャビ・ビエルへ(ホンダ)
R ティト・ラバット(ヤマハ)
こんな記事も読まれています