MotoGP第3戦アメリカGP MotoGPクラス2日目 スプリント
2025/03/30
MotoGP第3戦アメリカGP MotoGPクラス2日目、スプリントが土曜日、アメリカ、テキサス州にあるサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(通称COTA)で開催された。日本時間、日曜早朝5時(現地時間、土曜午後3時)から10周で開催されたスプリント前には、ロデオダンスが披露されるなど、徐々に観客も増え、華やかな空気が漂っていた。
スタートは、6番グリッドスタートのフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)がインからトップへ躍り出た。続いてマルク・マルケス(ドゥカティ)、アレックス・マルケス(ドゥカティ)、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)で続いた。トップはサイドバイサイドのバトルを繰り広げながらも、マルク・マルケスがバニャーヤをかわす。しかし、1周目17コーナーではマルク・マルケスがミスをし、その隙にバニャーヤ、アレックス・マルケスが前に出た。マルク・マルケスは再び二人をかわして先頭に立つと、2周目には2分02秒129のレース最速を記録し、じわじわと後続を引き離した。
2番手アレックス・マルケスも徐々にバニャーヤとの差が開き、バニャーヤの後ろにはクアルタラロが着けていた。クアルタラロは4周目15コーナーでワイドになり、その隙を突いたフランコ・モルビデリ(ドゥカティ)が4番手に浮上。モルビデリ、クアルタラロ、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)による4位争いは終盤まで続いた。
その後ろには、ジョアン・ミル(ホンダ)、ペドロ・アコスタ(KTM)、マーベリック・ビニャーレス(KTM)、ルカ・マリーニ(ホンダ)が続いていたが、5周目にミルが転倒。再スタートを切ったものの、ピットイン、リタイアとなった。6周目には、ビニャーレスがテクニカルな問題でピットイン、再スタートしたものの8周目にリタイア。
先頭のマルク・マルケスは、2位のアレックス・マルケスに0.795秒差を付けてトップでチェッカー。2位アレックス・マルケスと3位バニャーヤの差は1.123開き、バニャーヤが3位でチェッカーを受けた。激しい4位争いは、ジャンアントニオが制して4位、5位モルビデリ、6位クアルタラロ。7位にはアコスタが入り、続いて8位にマリーニ。小椋藍(アプリリア)は最終ラップ12コーナーでワイドになったマルコ・ベゼッキ(アプリリア)を抜いて、9位でチェッカー、1ポイント獲得。アプリリア勢トップ。10位にベゼッキが入った。トップ10に5メーカーが揃う結果となった。
開幕から3戦連続スプリント優勝、3戦連続スプリント2位のマルケス兄弟が、ポイントランキングでも1番手マルク・マルケス86、2番手アレックス・マルケス67、3番手のバニャーヤ50と後続を引き離しつつある。明日、日本時間、月曜早朝4時(現地時間、日曜午後2時)から20周で競われる決勝でも、マルケス兄弟はこのまま突き進むのか。ポイント獲得を果たしたルーキーの小椋、今年は上位争いに食い込んでいる日本メーカーのヤマハ、ホンダの健闘も見守りたい。
MotoGP 第3戦アメリカGP MotoGPクラス2日目 スプリント
1 マルク・マルケス(ドゥカティ)
2 アレックス・マルケス(ドゥカティ)
3 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
4 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)
5 フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)
6 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
7 ペドロ・アコスタ(KTM)
8 ルカ・マリーニ(ホンダ)
9 小椋藍(アプリリア)
10 マルコ・ベゼッキ(アプリリア)
11 フェルミン・アルデゲール(ドゥカティ)
12 ブラッド・ビンダー(KTM)
13 エネア・バスティアニーニ(KTM)
14 ジャック・ミラー(KTM)
15 アレックス・リンス(ヤマハ)
16 ヨハン・ザルコ(ホンダ)
17 ラウル・フェルナンデス(アプリリア)
18 アウグスト・フェルナンデス(ヤマハ)
19 ソムキャット・チャントラ(ホンダ)
20 ロレンツォ・サルバドーリ(アプリリア)
RT マーベリック・ビニャーレス(KTM)
RT ジョアン・ミル(ホンダ)
こんな記事も読まれています