MotoGP第3戦アメリカGP Moto3クラス3日目 決勝
2025/03/31
MotoGP第3戦アメリカGP Moto3クラス3日目、決勝が土曜日、アメリカ、テキサス州にあるサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(通称COTA)で開催された。日本時間深夜1時(現地時間午前11時)から14周で争われた決勝は、気温23度、路面温度27度、湿度78%、曇ったドライコンディション。風は強い瞬間は風速10km/h以上あり強めだった。
スタート前、クラッチの問題が発生し、アドリアン・フェルナンデスはウォームアップラップに参加出来ず、ピットレーンが閉まる直前にサイティングラップに参加。最後尾スタートとなった。スタートは、2番グリッドスタート、今大会が初参戦となるマキシモ・キレス(KTM)がホールショットを奪う。その後ろに、ダビド・ムニョス(KTM)、ジョエル・ケルソ(KTM)、ホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)、デニス・フォッジャ(KTM)、アルバロ・カルペ(KTM)、ルカ・ルネッタ(KTM)、ステファノ・ネパ(ホンダ)、マッテオ・ベルテッレ(KTM)、アンヘル・ピケラス(KTM)の順で続いた。
最後尾スタートとなったフェルナンデスは、ジャンプスタートが判明し、ダブルロングラップペナルティーを科された。トップ争いは、混戦の中、1周目18コーナーでルエダがキレスを抜いてトップに立った。19コーナーでは、リカルド・ロッシ(ホンダ)が転倒。トップに立ったルエダは、3周目2分14秒256のラップ最速を記録し、2番手ムニョスと0.878と差を広げた。
5周目、2番手争いをしていたムニョスは、1コーナーで転倒。トップのルエダは、2番手のケルソとは1.557秒と更に差を広げた。2番手争いは、ケルソ、カルペ、キレス、ピケラス、ルネッタが混戦で続いた。17番グリッドスタートの古里太陽(ホンダ)は、7番手争いの集団に追い付き、19番グリッドスタートの山中琉聖(KTM)も12番手まで順位を上げていた。18コーナーでは、ルネッタが転倒。
6周目には、2番手争いの混戦の中、ベルテッレが2分13秒939のレース最速ラップを記録。トップのルエダは2番手以降を更に引き離した。8周目にはネパが18コーナーで転倒。スコット・オグデン(KTM)も転倒。9周目6コーナーでヴァレンティン・ペローネ(KTM)がハイサイド、山中と接触。山中は何とか再スタートし、ペローネはリタイア。
トップのルエダは2番手以降との差を広げ続け、独走、トップでチェッカー。ウィニングランでは、観客席前でバック転を披露した。2位はルエダの2.399秒後でケルソ。3位には、ベルテッレが入り、自身初の表彰台。まさにサイドバイサイド、時には接触する勢いのバトルを繰り広げたピケラス、キレス、カルペは、4位ピケラス、5位ルーキー、キレス。6位もルーキーのカルペ。7位は去年Moto2を走っていたフォッジャ、8位もルーキーのアドリアン・クルーセス(KTM)、9位が古里、10位もルーキーのコーマック・ブキャナン(KTM)。トップ10にルーキー4人が入った。山中は19位完走。
優勝したルエダは、ポイントランキングでも66点でトップ。2番手にピケラス42、3番手フェルナンデス40、4番手ベルテッレ40、5番手カルペ30。古里は18ポイントで10番手、山中が7ポイントで17番手となっている。ルエダが今季2度目の独走優勝を見せたMoto3クラス、次戦第4戦カタールGPは、4月11日金曜日に走行が始まる。
MotoGP 第3戦アメリカGP Moto3クラス 3日目 決勝
1 ホセ・アントニオ・ルエダ (KTM)
2 ジョエル・ケルソ (KTM)
3 マッテオ・ベルテッレ (KTM)
4 アンヘル・ピケラス (KTM)
5 マキシモ・キレス (KTM)
6 アルバロ・カルペ (KTM)
7 デニス・フォッジャ (KTM)
8 アドリアン・クルーセス (KTM)
9 古里太陽 (ホンダ)
10 コーマック・ブキャナン (KTM)
19 山中琉聖 (KTM)
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