SBK(スーパーバイク世界選手権)第2戦ポルトガル 2日目
2025/03/30
SBK(スーパーバイク世界選手権)第2戦ポルトガルラウンドは、ポルトガルのポルティマオ(アウトドローモ・インターナショナル・ド・アルガルベ)で2日目のスーパーポール、レース1が開催された。
SBKのスーパーポールは気温23度、路面温度26度のドライコンディションで争われ、トプラク・ラズガットリオグル(BMW)がオールタイムレコードを更新する1分39秒081を記録してポールポジションを獲得。
2番手に1分39秒326でニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)、3番手に1分39秒483でダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)とドゥカティ勢が続き、アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)が1分39秒609で4番手を獲得。
5番手に1分39秒662でサム・ロウズ(ドゥカティ)、6番手に1分39秒711でチャビ・ビエルへ(ホンダ)、7番手に1分39秒816でマイケル・ファン・デル・マーク(BMW)、8番手に1分39秒849でドミニク・エガター(ヤマハ)、9番手に1分39秒874でアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)、10番手に1分39秒878でレミー・ガードナー(ヤマハ)の順で続き、上位10名のライダーが1分39秒台を記録した。
復帰戦となるイケル・レクオナ(ホンダ)は1分40秒077で11番手、アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)は1分40秒366で13番手、アクセル・バッサーニ(ビモータ・カワサキ)は1分40秒401で14番手。ジョナサン・レイ(ヤマハ)の代役のジェイソン・オハローラン(ヤマハ)は1分42秒219で21番手。
アレックス・ロウズ(ビモータ・カワサキ)はセッション序盤に13コーナーで転倒、再スタートし、ラストアタックで1分39秒695をマークしたものの、イエローフラッグ掲示によるラップタイムキャンセルとなり、1周目に記録したセカンドベストの1分47秒431で最後尾グリッドとなる23番手に終わった。
SBKのレース1は気温25度、路面温度37度のドライコンディションの下、20周で争われた。
ポールポジションのトプラク・ラズガットリオグル(BMW)がスタートで出遅れ、トップに立ったのは2番グリッドからスタートしたニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)。
1周目の4コーナーでスコット・レディング(ドゥカティ)とアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)が接触して転倒、両者リタイアとなる。
1周目を終えたコントロールラインをブレガ、アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)、サム・ロウズ(ドゥカティ)の順で通過。ラズガットリオグルは1周目を5番手で終えると、追撃にかかる。
3周目に3番手、4周目に2番手まで挽回したラズガットリオグルは5周目にはトップのブレガの背後に迫り、6周目にトップに浮上するが、続く7周目の1コーナーでブレガがトップを奪還。この時点で3番手以下とは約1秒8の差があり、その後もブレガとラズガットリオグルが接戦のトップ争いを展開する。
レース中盤すぎの14周目から16周目まではブレガがトップでコントロールラインを通過するが、17周目の1コーナーでラズガットリオグルがトップに立つ。ブレガも残り2周っとなった19周目の1コーナーでトップを奪い返すが、続く3コーナーでラズガットリオグルが差し返し前に出る。
最終ラップのストレートエンドでは、ラズガットリオグルが1コーナーに対してややイン側をキープ。ブレガはスリップから前に出れず、そのままラズガットリオグルが今シーズン初優勝を達成。ブレガは0秒067差の2位となった。
4周目から3番手をキープしたロカテッリが今シーズン初表彰台となる3位入賞。
インディペンデントチームトップとなる4位にダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)が続き、5位にチャビ・ビエルへ(ホンダ)。終盤4人のライダーの接戦となった6番手争いをマイケル・ファン・デル・マーク(BMW)が制して6位入賞。7位にアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)、8位にドミニク・エガター(ヤマハ)、9位にアクセル・バッサーニ(ビモータ・カワサキ)、10位にレミー・ガードナー(ヤマハ)が入賞した。
イケル・レクオナ(ホンダ)が11位、ギャレット・ガーロフ(カワサキ)が12位、バハティン・ソフォグル(ヤマハ)が13位、タラン・マッケンジー(ホンダ)が14位、ティト・ラバット(ヤマハ)が15位に入賞した。
最後尾グリッドからスタートしたアレックス・ロウズ(ビモータ・カワサキ)は10番手まで挽回していた10周目の1コーナーで転倒リタイアに終わった。
SSP(スーパースポーツ世界選手権)のレース1ではジャン・オンジュ(ヤマハ)が優勝した。ポールポジションからスタートしたオンジュは、スタートからトップに立つとレースをリード。2周目にファステストラップを記録すると、2番手以下に1秒3のリードを取ると、その後もリードを広げて、レース中盤には最大3秒7の差をつけて独走。終盤はペースを落とし、2番手争いの接近を許しアたものの0秒836差でトップでチェッカーを受け、2023年インドネシアラウンド以来となるSSP通算2勝目を記録した。
レース序盤から2番手争いはステファノ・マンジ(ヤマハ)とボ・ベンスナイダー(MVアグスタ)、ルーカス・マヒアス(ヤマハ)が接戦を展開。終盤にマンジが抜け出し2位に入賞し、ヤマハがワンツーフィニッシュ、ベンスナイダーが3位に入賞。マヒアスは終盤に遅れ4位でチェッカーを受けた。
岡本裕生(ヤマハ)はSSP初レースを24位でゴール。鳥羽海渡(ホンダ)は22番手走行中の6周目の3コーナーで転倒、再スタートし、最下位から追い上げて27位でチェッカーを受けた。
SSP300(スーパースポーツ300世界選手権)のレース1では8人のライダーによる接戦のトップ争いが展開。ジェフリー・ブイス(KTM)が優勝し、2位にフリオ・ガルシア(Kove)、3位にアントニオ・トーレス(カワサキ)が入賞した。
ヤマハR3 bLU cRUワールドカップのレース1ではクリストファー・クラークが優勝した。2位にアレッサンドロ・ディ・ペルシオ、3位にアライ・アガスカが入賞。久川鉄平は終始トップグループに加わり、トップから0秒337差の4位に入賞。ジーン・健人・ターナーは8位入賞、奥貫 翔は1周目の13コーナーで転倒リタイアとなった。
SBK第2戦ポルトガル SBK決勝レース1 リザルト
1 トプラク・ラズガットリオグル(BMW)
2 ニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)
3 アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)
4 ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)
5 チャビ・ビエルへ(ホンダ)
6 マイケル・ファン・デル・マーク(BMW)
7 アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)
8 ドミニク・エガター(ヤマハ)
9 アクセル・バッサーニ(ビモータ・カワサキ)
10 レミー・ガードナー(ヤマハ)
11 イケル・レクオナ(ホンダ)
12 ギャレット・ガーロフ(カワサキ)
13 バハティン・ソフォグル(ヤマハ)
14 タラン・マッケンジー(ホンダ)
15 ティト・ラバット(ヤマハ)
16 ライアン・ビッカーズ(ドゥカティ)
17 ジェイソン・オハローラン(ヤマハ)
R ザクワン・ザイディ(ホンダ)
R アレックス・ロウズ(ビモータ・カワサキ)
R サム・ロウズ(ドゥカティ)
R ヤリ・モンテッラ(ドゥカティ)
R スコット・レディング(ドゥカティ)
R アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)
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