MotoGP第3戦アメリカGP Moto3クラス2日目 予選
2025/03/30
MotoGP第3戦アメリカGP Moto3クラス2日目、フリー走行2と予選が土曜日、アメリカ、テキサス州にあるサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(通称COTA)で開催された。日本時間午後10時40分(現地時間午前8時40分)から30分間行なわれたフリー走行2は、気温20度、路面温度21度、湿度94%、曇りで部分的にはレインスポットが残るコンディション。曇り空の早朝でも、少数精鋭の熱心なファン達の姿が見受けられた。古里太陽(ホンダ)は、3周を走った時点でマシントラブルを抱えた様子で、ピットイン後、ピット作業が続いた。
この走行トップはマッテオ・ベルテッレ(KTM)、2番手アンヘル・ピケラス(KTM)、3番手ジョエル・ケルソ(KTM)だった。山中琉聖(KTM)は2分17秒615で19番手、古里は2周目の2分24秒867で26番手だった。
日本時間深夜2時50分(現地時間午後12時50分)から15分間で開催された予選Q1は、気温27度、路面温度41度、湿度63%、晴れ間も覗くドライコンディション。路面は完全に乾いていた。Q1トップは、最終6ラップ目に2分14秒667を記録したケルソ。2番手には、山中のスリップストリームに着けて2分15秒011を記録したルーキーのグイド・ピニ(KTM)。3番手2分15秒041のデニス・フォッジャ(KTM)。4番手2分15秒117のステファノ・ネパ(ホンダ)。以上4名はQ2へ進出した。山中は5番手で、記録は3周目の2分15秒249だった。
日本時間深夜3時15分(現地時間午後1時15分)から15分間で争われたQ2では、ダビド・アルマンサ(ホンダ)、マッテオ・ベルテッレ(KTM)、リカルド・ロッシ(ホンダ)、スコット・オグデン(KTM)、ホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)が転倒。イエローフラッグが多かった。ベルテッレはこのセッションで2回転倒している。
午前のフリー走行2に続き、Q2でも古里は4周目に2分17秒744を記録後、ピット作業が続いていた。Q1トップは最終6周目に2分14秒422を記録したダビド・・ムニョス(KTM)。2番手はルーキーのマキシモ・キレス(KTM)。記録は5周目の2分14秒532。キレスは今シーズン開始2戦は年齢制限で出場できず、3月19日に17歳になるのを待って参戦する初戦。3番手にケルソが入り、記録は6周目の2分14秒546。Q2はポールポジションのムニョスから、12番手のグイド・ピニ(KTM)までが0.879秒差と接戦だった。
4周目以降はピットを離れなかった古里は17番手。山中は総合19番手で、それぞれ明日の決勝は6列目と7列目スタートとなった。前戦アルゼンチンGPのMoto3クラスはトップ集団が10台以上で激しく順位を入れ替える混戦のレースだった。明日、日本時間深夜1時(現地時間午前11時)から14周で争われる決勝では、古里、山中の好スタートからの上位争いを期待してしまう。今日は、マシントラブルや転倒など苦戦しているチームが多かったホンダ勢の活躍も望みたいところ。
MotoGP 第3戦アメリカGP Moto3クラス2日目 予選
1 ダビド・ムニョス (KTM) 2分14秒422 (Q2)
2 マキシモ・キレス (KTM) 2分14秒532 (Q2)
3 ジョエル・ケルソ (KTM) 2分14秒546 (Q2)
4 ホセ・アントニオ・ルエダ (KTM) 2分14秒588 (Q2)
5 デニス・フォッジャ (KTM) 2分14秒738 (Q2)
6 ルカ・ルネッタ (ホンダ) 2分14秒836 (Q2)
7 アルバロ・カルペ (KTM) 2分14秒838 (Q2)
8 ステファノ・ネパ (ホンダ) 2分14秒861 (Q2)
9 アドリアン・フェルナンデス (ホンダ) 2分14秒979 (Q2)
10 マッテオ・ベルテッレ (KTM) 2分15秒245 (Q2)
17 古里太陽 (ホンダ) 2分17秒744 (Q2)
19 山中琉聖 (KTM) 2分15秒249 (Q2)
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