SBK第4戦アッセン決勝レース1／レース2

2019/04/15

　約2時間のインターバルで行なわれたSBK決勝レース2は、気温9度、路面温度17度のドライコンディションで争われた。スケジュールの都合でスーパーポールレースがキャンセルされたため、レース2のスターティンググリッドはレース1と同じ、予選スーパーポールの結果順となった。

　レース2もバウティスタのリードで始まるが、レイが8番グリッドから好スタートを見せ、1コーナー立ち上がりではバウティスタの背後に迫ると、5コーナー立ち上がりでバウティスタをパスしてトップに浮上。序盤からレイ、バウティスタ、ファン・デル・マーク、ハスラム、チャズ・デイビス（ドゥカティ）、ライターバーガー（BMW）がトップ集団を形成し、接戦が繰り広げられる。

　5周目の最終シケイン進入でデイビスが3番手に浮上。6周目にバウティスタがレイを交わしてトップに立つと、続いてデイビスもレイを交わして2番手に上がり、ドゥカティがワンツー体制を築く。レイは一時ファン・デル・マークに交わされて4番手に後退したが、7周目には2番手に復帰。バウティスタを追うが、この時点でバウティスタとレイの間には約1秒の差が生まれていた。

　21周のレースの折り返し点を迎えるころにはバウティスタのリードは少しずつ広がり、13周目にはバウティスタがニューレコードとなるファステストラップを記録。レイとの差は2秒以上に広がり、終盤にはレイのペースが落ちたことでさらに差が大きくなり、バウティスタがそのまま、今シーズン11勝目を記録した。

　レイは終盤ペースが落ちたことで、ファン・デル・マークの接近を許し、残り2周でファン・デル・マークがレイを交わして2番手に浮上。レイも対抗しようとするが、ファン・デル・マークがレイを抑えきって今シーズンベストとなる2位に入賞。0.018秒の僅差の3位にレイが続いた。

　単独4位にロウズが入賞。単独5位にデイビスが続き、ライターバーガーが6位、サイクスが7位に入賞した。ハスラムが8位、ラズガットリオグルが9位、トーレスが10位に入賞。

　コルテセが11位に入賞。5人のライダーによる12番手争いの接戦を制してキャミアが12位に入賞。ラバティが13位、メランドリが14位、リナルディが15位、バルベラが16位と僅差で続いた。デルビアンコは17位でゴール。清成龍一（ホンダ）は16周を回り、ピットに戻ってリタイアとなった。