SBK第4戦アッセン 2日目スーパーポール/決勝レース1
2019/04/14
SBK(スーパーバイク世界選手権)第4戦アッセンラウンドは、オランダのアッセンで、決勝レース1が行なわれる予定だったが、コンディションの影響でスタートがディレイ。28分遅れでスタート進行が始まり、各車がグリッドに向かったが、グリッドに着いたところで雪が舞い始め、再びスタートディレイとなってしまった。
その後、雪はやんだものの、週末を通して、気温、路面温度共に非常に低く、最終的にコンディション不良のため、レース1の土曜日開催はキャンセルとなった。レース1は日曜日に順延され、現地時間11時よりスタート予定。レース2は当初のスケジュールどおり行なわれるがスーパーポールレースはキャンセルとなり、レース1、レース2共に、スターティンググリッドは土曜日のスーパーポールの結果順となる。
グリッドを決めるスーパーポールは気温4度、路面温度7度と非常に低温のコンディションで行なわれた。1分34秒740でポールポジションを獲得したのはアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)。バウティスタは今レースよりドゥカティに対する性能調整が行なわれ、250回転レブリミットが低下した影響もあってか、フリー走行では、FP1で4番手、FP2で6番手、FP3で5番手に止まっていたが、スーパーポールでは残り2分でファステストラップを記録。今シーズン4回目となるレース1のポールポジションを獲得した。
2位に1分34秒822でホームレースのマイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)が続き、マーカス・ライターバーガー(BMW)が1分34秒828で3位とSBK初フロントロウを獲得した。
4位に1分34秒935でアレックス・ロウズ(ヤマハ)、5位に1分35秒086でレオン・ハスラム(カワサキ)、6位に1分35秒155でトム・サイクス(BMW)、7位に1分35秒288でチャズ・デイビス(ドゥカティ)の順で続き、午前中のFP3でトップタイムを記録していたジョナサン・レイ(カワサキ)は、スーパーポールでは1分35秒530で8位となった。
9位に1分35秒695でジョルディ・トーレス(カワサキ)、10位に1分35秒844でトプラック・ラズガットリオグル(カワサキ)が続いたが、ラズガットリオグルはセッション終盤に13コーナーで転倒。メディカルに運ばれたものの、レース1への出走はドクターストップとなった。
レオン・キャミア(ホンダ)が1分35秒920で11位、サンドロ・コルテセ(ヤマハ)はスーパーポールの序盤に12コーナーで転倒、1分36秒175で12位。ユージン・ラバティ(ドゥカティ)が1分36秒222で13位、代役参戦のエクトル・バルベラ(カワサキ)が1分36秒306で14位、アレッサンドロ・デルビアンコ(ホンダ)が1分36秒828で15位に続いた。
清成 龍一(ホンダ)はFP3で11番手につけ、スーパーポールでは1分36秒879で16位となったが、セッション終盤に13コーナーで転倒、右前腕に擦過傷を負った。清成はメディカルチェックではレースへの出走を許可されたものの、出走を断念。最終的にレース1が順延となったため、明日のレースに向けて体調の回復に務めることになる。
マルコ・メランドリ(ヤマハ)は1分37秒042で17位、マイケル・リナルディ(ドゥカティ)は1分37秒221で18位。
SSP(スーパースポーツ世界選手権)クラスでは、ランディ・クルメナヒャー(ヤマハ)がスーパーポールで1分38秒010を記録してポールポジションを獲得。
スーパーポールは、セッション序盤にルーカス・マヒアス(カワサキ)がマシントラブルを起こし、路面にオイルが出て、タイムアタックを行なっていた大久保 光(カワサキ)、ラファエル・デ・ローサ(MVアグスタ)ら3人が14コーナーでオイルに乗り転倒を喫し、これにより赤旗中断となる。
その後、セッションは再開されたものの、終盤には雪が舞い始め、各ライダー、タイムの更新はならず。クルメナヒャーが今シーズン初ポールを獲得した。2位に1分38秒115でフェデリコ・カリカスロ(ヤマハ)が続き、デ・ローサは転倒前の計測2周目に記録した1分38秒521で3位を獲得。
ハンス・スーマー(ホンダ)が1分38秒664で4位に続き、大久保は幸いケガはなかったものの、転倒前の計測2周目に記録していた1分38秒724で5位となった。6位に1分38秒771でジュール・クルゼール(ヤマハ)7位に1分39秒054でトーマス・グラディンガー(ヤマハ)が続き、マヒアスは1分39秒264で8位となった。
SSP300(スーパースポーツ300世界選手権)クラスでは、A、B2組に分かれてスーパーポールが行なわれ、インドネシア人ライダーのギャラン・ヘンドラ・プラタマ(ヤマハ)が1分52秒189でポールポジションを獲得。2位に1分50秒934でマニュエル・ゴンザレス(カワサキ)、3位に1分51秒644でミカ・ペレス(カワサキ)が続いた。
岡谷 雄太(カワサキ)はFP3でB組15番手につけたが、スーパーポールに出走せず、総合49番手、ラストチャンスレースに18番グリッドから出走予定だったが、コンディション不良により、ラストチャンスレースはキャンセルされた。
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