MotoGP第17戦マレーシアGPは、マレーシアのセパンサーキットで1日目の2回のフリー走行を行なった。初日は午前中のフリー走行1回目は全クラス、ドライコンディションで行なわれた。しかし、午後のMoto3クラスのフリー走行2回目の終了とほぼ同時に雨が落ち始める。MotoGPクラスのフリー走行2回目が始まるまでに激しい雨となり、開始が30分遅れた後にウエットコンディションで行なわれた。路面状況は時間の経過と共に改善したが、MotoGPのセッション中には完全にドライになることはなかった。続くMoto2クラスのフリー走行2回目もウエットでスタート。セッション中盤過ぎからドライとなった。
MotoGPクラスでは、ダニ・ペドロサ(ホンダRC213V)が2分01秒379で初日総合トップに立った。ペドロサは1回目のセッション終盤に2分01秒379を記録。このタイムは2013年にマルク・マルケス(ホンダRC213V)が記録したサーキットレコード(決勝中のファステストラップ)を上回るもの。ウエットとなった2回目では3番手につけている。
総合2番手に2分01秒393でアレックス・エスパロガロ(フォワード-ヤマハ)。アレックス・エスパロガロは1回目のセッション中に最終コーナーで転倒を喫したが、ピットに戻ってから走行再開後に自己ベストを記録。ウエットの2回目でも5番手につけた。総合3番手に2分01秒416でホルヘ・ロレンソ(ヤマハYZR-M1)。ロレンソはウエットの2回目でトップタイムを記録。マルケスが2分01秒670で総合4番手、ウエットの2回目ではロレンソに続く2番手タイムを記録した。
総合5番手に2分01秒716でステファン・ブラドル(ホンダRC213V)。バレンティーノ・ロッシ(ヤマハYZR-M1)は2分01秒842で総合6番手、ウエットの2回目では15番手に終わった。総合7番手に2分01秒971でアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティGP14)、ドビジオーゾは2回目では4番手タイムを記録。
総合8番手に2分02秒171でカル・クロッチロウ(ドゥカティGP14)。総合9番手に2分02秒209でヨニー・ヘルナンデス(ドゥカティGP14)。総合10番手に2分02秒248でポル・エスパロガロ(ヤマハYZR-M1)の順で続き、アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティGP14)が2分02秒597で総合11番手。イアンノーネはウエットの2回目の終盤に転倒を喫してしまった。ブラッドリー・スミス(ヤマハYZR-M1)が2分02秒627で総合12番手。アルバロ・バウティスタ(ホンダRC213V)が2分02秒722で総合13番手。青山 博一(ホンダRCV1000R)は2分02秒847で総合14番手、ウエットの2回目では13番手につけた。
スコット・レディング(ホンダRCV1000R)が2分02秒898で総合15番手。総合16番手に2分02秒935でカレル・アブラハム(ホンダRCV1000R)。総合17番手に2分03秒220でエクトル・バルベラ(ドゥカティGP14)が続き、バルベラはウエットの2回目は6番手につけた。以下、総合18番手に2分03秒787でニッキー・ヘイデン(ホンダRCV1000R)。総合19番手に2分04秒454でアレックス・デ・アンジェリス(フォワード-ヤマハ)。総合20番手に2分04秒553でマイケル・ラバティ(PBM)。総合21番手に2分04秒658でダニロ・ペトルッチ(ART)。総合22番手に2分05秒007でマイク・デ・ミオ(FTR)、総合23番手に2分06秒195でブロック・パークス(PBM)の順で初日を終えた。
Moto2クラスはエステブ・ラバット(カレックス)が2分07秒729で初日総合トップ。フリー走行1回目を2番手で終えていたラバットは、コースイン後、リーダーボードのトップに立つと、次々にファステストを更新。1回目の自己ベストを更新して、終了間際に2分07秒729のベストラップを記録した。
フリー走行1回目でトップタイムを記録したヨハン・ザルコ(ケータハム・スーター)が続く。ザルコは2回目に1回目の自己ベストを更新することができず、1回目に記録した2分08秒048で総合2番手となった。総合3番手に2回目で2分08秒204を記録したマーベリック・ビニャーレス(カレックス)。2分08秒287で総合4番手のトーマス・ルティ(スーター)と、2分08秒324で総合5番手のサンドロ・コルテセ(カレックス)は1回目に記録したタイムが初日のベストとなった。
総合6番手に2分08秒440でミカ・カーリョ(カレックス)。総合7番手に2分08秒444でジョナス・フォルガー(カレックス)。総合8番手に2分08秒467でルイス・サロム(ポンス・カレックス)。中上 貴晶(カレックス)はフリー走行1回目6番手、2回目5番手で、2回目に2分08秒564を記録して初日総合9番手に。総合10番手に2分08秒616でリカルド・カルダス(テック3)が続いた。3連戦で長島 哲太(TSR)の代役を務める小山知良(NTS)は、1回目に記録した2分10秒311の総合30番手で初日を終えた。
Moto3クラスはニッコロ・アントネッリ(KTM)が2分13秒583で初日総合トップ。1回目のセッションを10番手で終えたアントネッリは、2回目のセッション終盤にファステストラップを更新。2回目のセッショントップ、総合でもトップとなった。
総合2番手に2分13秒599でヤコブ・コンフェイル(KTM)。総合3番手に2分13秒604でアレックス・マルケス(ホンダ)が続く。フリー走行1回目でトップタイムを記録していたジャック・ミラー(KTM)は、2回目に記録した2分13秒610で1回目の自己ベストを更新したものの、セッション4番手、総合でも4番手で初日を終えた。
総合5番手に2分13秒746でエフレン・バスケス(ホンダ)。総合6番手に2分13秒851でイサック・ビニャーレス(KTM)。総合7番手に2分14秒104でアレックス・リンス(ホンダ)。総合8番手に2分14秒129でダニー・ケント(ハスクバーナ)。総合9番手に2分14秒287でアレナ・バスティアニーニ(KTM)。総合10番手に2分14秒586でジョン・マクフィー(ホンダ)の順で続いた。