MotoGP第12戦イギリスGPは、イギリスのシルバーストンサーキットで1日目の2回のフリー走行を行なった。
MotoGPクラスではマルク・マルケス(ホンダRC213V)が2分02秒126で初日総合トップに立った。MotoGPクラスのフリー走行1日目、午前中の1回目はときおり小雨がぱらつくもコンディションはドライ。午後の2回目も曇り空ながらドライで行なわれ、全員が2回目にベストラップを記録した。1回目をトップで終えていたマルケスは、2回目の開始8分過ぎにリーダーボードのトップに立つと、セッション中盤にファステストを更新。そのまま2回目もトップで終え、初日総合トップとなった。
総合2番手に2分02秒635でステファン・ブラドル(ホンダRC213V)、総合3番手に2分03秒011でアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティGP14)。ホームレースのブラッドリー・スミス(ヤマハYZR-M1)が2分03秒070で総合4番手。ヨニー・ヘルナンデス(ドゥカティGP14)が2分03秒327でオープンクラストップの総合5番手に。ホームレースのスコット・レディング(ホンダRCV1000R)が2分03秒333で総合6番手と健闘。オープン勢はセッション終盤にソフトコンパウンドのタイヤをチョイスしてタイム短縮を図った。
1回目2番手につけていたアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティGP14)は2分03秒353で総合7番手。総合8番手に2分03秒391でアルバロ・バウティスタ(ホンダRC213V)。総合9番手に2分03秒410でダニ・ペドロサ(ホンダRC213V)。総合10番手に2分03秒468でアレックス・エスパロガロ(フォワード-ヤマハ)の順で続いた。
ホルヘ・ロレンソ(ヤマハYZR-M1)は1回目7番手、2回目は2分03秒500で総合11番手となった。ポル・エスパロガロ(ヤマハYZR-M1)が2分03秒542で総合12番手。バレンティーノ・ロッシ(ヤマハYZR-M1)は1回目8番手、2回目は2分03秒952で総合13番手。ホームレースのカル・クロッチロウ(ドゥカティGP14)が2分04秒057で総合14番手。アレックス・デ・アンジェリス(フォワード-ヤマハ)が2分04秒411で総合15番手に続く。青山 博一(ホンダRCV1000R)は1回目16番手。2回目はセッション開始直後にマシンをコースサイドに止めるトラブルに見舞われたが、その後、走行を再開。14周を走行し、10周目に記録した2分04秒762で総合16番手となった。
レオン・キャミア(ホンダRCV1000R)はセッション終盤に転倒を喫し、2分04秒928で総合17番手。以下、総合18番手に2分05秒002でカレル・アブラハム(ホンダRCV1000R)。総合19番手に2分05秒827でダニロ・ペトルッチ(ART)。総合20番手に2分06秒335でマイケル・ラバティ(PBM)。総合21番手に2分06秒369でエクトル・バルベラ(FTR)。総合22番手に2分07秒855でブロック・パークス(PBM)。総合23番手に2分08秒397でマイク・デ・ミオ(FTR)の順で初日を終えた。
Moto2クラスはエステブ・ラバット(カレックス)が2分08秒652で初日総合トップに立った。Moto2クラスのフリー走行1日目、1回目はドライ。2回目は開始直後に雨が落ち始めて多くのライダーが走行を見合わせたが、10分ほどで雨が上がった後に走行が続けられた。ラバットは1回目12番手だったものの、1回目は一度もピットに戻らずに20周の連続走行を行なうなど、ロングランに徹していた。2回目は残り10分でリーダーボードのトップに立つと、2周連続でファステストを更新。さらに残り2分で2分08秒652を記録して初日総合トップでスタートした。
残り7分で2分08秒739を記録してリーダーボードのトップに立ったシモーネ・コルシ(フォワード・KLX)は、最後にラバットに逆転されて総合2番手。コルシは1回目のセッションでも2番手につけていた。セッション終盤のアタックで2分08秒826を記録したジョナス・フォルガー(カレックス)が総合3番手。1回目セッショントップのヨハン・ザルコ(ケータハム・スーター)は2分08秒937で総合4番手となった。
総合5番手に2分09秒025でマーベリック・ビニャーレス(カレックス)。総合6番手に2分09秒027でミカ・カーリョ(カレックス)。総合7番手に2分09秒088でサム・ロウズ(スピードアップ)。総合8番手に2分09秒110でドミニク・アガター(スーター)。総合9番手に2分09秒193でサンドロ・あコルテセ(カレックス)。総合10番手に2分09秒360でマティア・パッシーニ(フォワード・KLX)の順で続いた。中上 貴晶(カレックス)は1回目9番手、2回目14番手、2回目に記録した2分09秒605で総合15番手。長島 哲太(TSR)は1回目34番手、2回目31番手で、2回目に記録した2分11秒814で総合32番手。
ニコラス・テロール(スーター)の代役として参戦するダコタ・マモラ(スーター)は、2分12秒767で総合33番手。カーボンファイバーモノコックのオリジナルマシンでワイルドカード参戦のジェレミー・マクウイリアムズ(テイラー・メイド)が、2分16秒806で最下位の総合35番手となった。
Moto3クラスはダニー・ケント(ハスクバーナ)が2分15秒572で初日総合トップ。Moto3クラスのフリー走行1日目は午前中の1回目はウエットパッチが残る状態のドライ、午後の2回目はドライコンディションで行なわれた。1回目12番手だったケントは2回目のセッション終了間際のアタックで2分15秒572を記録してセッショントップに立ち、初日総合でもトップに立った。
総合2番手に2分15秒630でニッコロ・アントネッリ(KTM)、総合3番手に2分15秒634でアレックス・リンス(ホンダ)が続き、総合4番手に2分15秒648でイサック・ビニャーレス(KTM)。
ロマーノ・フェナティ(KTM)が2分15秒788で総合5番手。アレックス・マルケス(ホンダ)が2分15秒870で総合6番手。2回目のセッション序盤からリーダーボードのトップにつけていたミゲール・オリビエラ(マヒンドラ)は、4周目に記録した2分15秒870で総合7番手となった。
総合8番手に2分15秒878でブラッド・ビンダー(マヒンドラ)。総合9番手に2分15秒930でジョン・マクフィー(ホンダ)。総合10番手に2分15秒986でエフレン・バスケス(ホンダ)の順で続き、フリー走行1回目でトップタイムを記録していたジャック・ミラー(KTM)は、2回目でトラブルを抱えてしまったようで、トータル12周、まともに周回できたのは6周に留まり、2分17秒033の総合23番手で初日を終えた。