MotoGP第11戦チェコGPは、チェコのブルノサーキットで、1日目の2回のフリー走行を行なった。初日は、午前中のフリー走行1回目が各クラス共ドライコンディションで行なわれたが、午後の2回目はMotoGPクラスのセッション開始時に雨が落ち始め、MotoGPクラスはウエット。その後、天候は回復し、Moto2クラスとMoto3クラスのフリー走行2回目はドライコンディションで行なわれた。
MotoGPクラスではマルク・マルケス(ホンダRC213V)が1分56秒803で初日総合トップに立った。
MotoGPクラスのフリー走行1日目、午前中の1回目はドライコンディションで行なわれたが、午後の2回目は走行開始直後に雨が降り始めた。このため、各チームはマシンのセッティングをウエット仕様に変更し、セッティング変更の終わったライダーから、ウエット路面での走行を開始。雨はセッションが進むにつれて弱まったものの、路面コンディションはセッション終盤になってもウエットパッチが残り、結局、初日の総合結果としてはドライコンディションで行なわれたフリー走行1回目の順位となった。
マルケスは1回目のフリー走行でセッション中盤にリーダーボードのトップに立つと、終了間際の最後のアタックで1分56秒803のベストラップを記録。ウエットの2回目ではセッション3番手となったものの、ウエット路面ではトップタイムを記録している。
総合2番手に1分56秒840でホルヘ・ロレンソ(ヤマハYZR-M1)が続き、ダニ・ペドロサ(ホンダRC213V)が1分56秒855で総合3番手。アレックス・エスパロガロ(フォワード-ヤマハ)が1分57秒002でオープンクラストップとなる総合4番手につけた。
バレンティーノ・ロッシ(ヤマハYZR-M1)は1分57秒065で総合5番手。総合6番手に1分57秒084でステファン・ブラドル(ホンダRC213V)。総合7番手に1分57秒169でアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティGP14)、総合8番手に1分57秒190でヨニー・ヘルナンデス(ドゥカティGP14)。総合9番手に1分57秒634でポル・エスパロガロ(ヤマハYZR-M1)。総合10番手に1分57秒816でブラッドリー・スミス(ヤマハYZR-M1)の順で続いた。
ワイルドカード参戦のドゥカティの開発ライダー、ミケーレ・ピロ(ドゥカティGP14)が1分58秒040で総合11番手。アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティGP14)が1分58秒061で総合12番手に続き、イアンノーネはフリー走行2回目でフルウエットになる前にタイムを記録してセッショントップとなった。スコット・レディング(ホンダRCV1000R)は1分58秒301で総合13番手。カル・クロッチロウ(ドゥカティGP14)は1分58秒340で総合14番手、アルバロ・バウティスタ(ホンダRC213V)は1分58秒698で総合15番手となった。
総合16番手に1分58秒714でエクトル・バルベラ(FTR)。青山 博一(ホンダRCV1000R)は1分58秒895で総合17番手。ウエットの2回目は19番手だった。ホームレースとなるカレル・アブラハム(ホンダRCV1000R)が1分59秒216で総合18番手。前戦インディアナポリスを最後にレギュラーライダーとしての参戦を終了したコーリン・エドワーズ(フォワード-ヤマハ)の後任として参戦するアレックス・デ・アンジェリス(フォワード-ヤマハ)は1分59秒959で総合19番手。総合20番手に2分00秒240でマイク・デ・ミオ(FTR)、総合21番手に2分00秒345でマイケル・ラバティ(PBM)。右手の手術後のリハビリのために欠場中のニッキー・ヘイデン(ホンダRCV1000R)の代役として参戦するレオン・キャミア(ホンダRCV1000R)は2分00秒445で総合22番手。総合23番手に2分00秒497でダニロ・ペトルッチ(ART)、総合24番手に2分00秒752でブロック・パークス(PBM)の順となった。
Moto2クラスはエステブ・ラバット(カレックス)が2分03秒126で初日総合トップに立った。Moto2クラスのフリー走行1日目は午前中の1回目、午後の2回目共にドライコンディションで行なわれた。ラバットは1回目に2分03秒126のファステストラップを記録。2回目は自己ベストを更新できずセッション3番手に終わったが、初日総合では1回目に記録したタイムで初日総合トップとなった。
総合2番手にフリー走行2回目のトップタイムとなる2分03秒268を記録したミカ・カーリョ(カレックス)。フリー走行1回目に2分03秒298のベストラップを記録したサンドロ・コルテセ(カレックス)が総合3番手となった。
総合4番手に2分03秒311でドミニク・アガター(スーター)。アガターのタイムも1回目に記録したもの。2回目に2分03秒355のベストラップを記録したトーマス・ルティ(スーター)が総合5番手に続いた。
総合6番手に2分03秒414でフリアン・シモン(カレックス)。総合7番手に2分03秒527でジョナス・フォルガー(カレックス)。総合8番手に2分03秒529でヨハン・ザルコ(ケータハム・スーター)。総合9番手に2分03秒633でマーセル・シュローター(テック3)。総合10番手に2分03秒675でマーベリック・ビニャーレス(カレックス)の順。中上 貴晶(カレックス)は1回目18番手、2回目11番手、2回目に記録した2分04秒013で総合17番手。長島 哲太(TSR)は1回目30番手、2回目31番手、2回目に記録した2分06秒122で総合31番手となった。
Moto3クラスはアレックス・マルケス(ホンダ)が2分07秒969で初日総合トップに立った。Moto3クラスのフリー走行1日目は午前中の1回目、午後の2回目共にドライコンディションで行なわれた。1回目で2番手につけていたマルケスは、2回目のセッション終了間際の最後のアタックでファステストラップを記録した。その直前までリーダーボードのトップにいたアレックス・リンス(ホンダ)は2分08秒303で総合2番手に。総合3番手に2分08秒412でアレックス・マスブー(ホンダ)が続いた。
総合4番手に2分08秒430でヤコブ・コンフェイル(KTM)。1回目セッショントップのアレナ・バスティアニーニ(KTM)はセッション終盤のアタック中に4コーナーでハイサイド転倒。2分08秒529で総合5番手となった。
以下、総合6番手に2分08秒530でフランシスコ・バグナイア(KTM)。総合7番手に2分08秒531でジャック・ミラー(KTM)。総合8番手に2分08秒607でエフレン・バスケス(ホンダ)。総合9番手に2分08秒813でカレル・ハニカ(KTM)。総合10番手に2分08秒839でジョン・マクフィー(ホンダ)の順で続いた。