MotoGP第11戦チェコGPは、チェコのブルノサーキットで二日目の予選を行なった。
MotoGPクラスでは、マルク・マルケス(ホンダRC213V)が1分55秒585でポールポジションを獲得。MotoGPクラスの3回のフリー走行でトップに立ったのはダニ・ペドロサ(ホンダRC213V)。ステファン・ブラドル(ホンダRC213V)とヨニー・ヘルナンデス(ドゥカティGP14)の二人が予選1回目を通過し、予選2回目に進出した。
予選2回目をリードしたのはマルケスだったが、1回目のアタックを終えてリアタイヤを交換したコースインしたマルケスを、アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティGP14)がぴったりとマークする。マルケスはファステストラップを更新したものの、その直後にイアンノーネがこのタイムを更新してリーダーボードのトップに立つ。
しかし、マルケスは続くラップでさらに自己ベストを更新する1分55秒585を記録、ドイツGP以降3戦連続となる今シーズン9回目のポールポジションを獲得した。2番手に1分55秒714でアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティGP14)。イアンノーネは1分55秒726で3番手、今シーズン2度目のフロントロウを獲得。
4番手に1分55秒730でブラッドリー・スミス(ヤマハYZR-M1)。ペドロサは1分55秒812で5番手。6番手に1分55秒815でホルヘ・ロレンソ(ヤマハYZR-M1)が続く。予選前のフリー走行4回目でトップタイムを記録しながら、セッション中に転倒して左手小指を痛めたバレンティーノ・ロッシ(ヤマハYZR-M1)は、幸い骨折は免れたものの1分55秒821で7番手となった。
予選1回目をトップで通過したブラドルが、1分55秒871で8番手に。9番手に1分55秒899でポル・エスパロガロ(ヤマハYZR-M1)、10番手に1分56秒090でアレックス・エスパロガロ(フォワード-ヤマハ)が続いた。
カル・クロッチロウ(ドゥカティGP14)が1分56秒129で11番手。ヨニー・ヘルナンデス(ドゥカティGP14)が1分56秒622で12番手。ここまでが予選2回目の結果でグリッドを獲得。
以下、予選1回目の順位で、ミケーレ・ピロ(ドゥカティGP14)が1分57秒093で13番手。アルバロ・バウティスタ(ホンダRC213V)が1分57秒428で14番手。スコット・レディング(ホンダRCV1000R)が1分57秒557で15番手。青山 博一(ホンダRCV1000R)は1分57秒984で16番手。
17番手に1分58秒100でカレル・アブラハム(ホンダRCV1000R)。18番手に1分58秒635でレオン・キャミア(ホンダRCV1000R)。19番手に1分58秒863でダニロ・ペトルッチ(ART)。20番手に1分58秒948でアレックス・デ・アンジェリス(フォワード-ヤマハ)。21番手に1分58秒968でエクトル・バルベラ(FTR)。22番手に1分58秒968でマイケル・ラバティ(PBM)。23番手に1分59秒581でブロック・パークス(PBM)。マイク・デ・ミオ(FTR)は予選1回目のセッション開始早々に転倒。タイムを記録できず、24番手からのスタートとなる。
Moto2クラスはエステブ・ラバット(カレックス)が2分01秒911でポールポジションを獲得。Moto2クラスの予選は気温20度、路面温度36度のドライコンディションで争われた。ラバットは開始10分前にリーダーボードトップに立つが、直後にトーマス・ルティ(スーター)が逆転し、セッション中盤までその座をキープする。ラバットは開始20分過ぎにトップを奪還すると、終盤に自己ベストを更新。さらにラストアタックで2分01秒911をたたき出し、今シーズン7回目のポールポジションを獲得した。
ルティも最後のアタックで自己ベストを更新する2分02秒143を記録して2番手に。サンドロ・コルテセ(カレックス)が2分02秒307で3番手に続き、イタリアGP以来となるフロントロウを獲得した。
4番手に2分02秒322でサム・ロウズ(スピードアップ)。5番手に2分02秒514でシモーネ・コルシ(フォワード・KLX)。6番手に2分02秒517でミカ・カーリョ(カレックス)。7番手に2分02秒528でドミニク・アガター(スーター)。8番手に2分02秒684でマーセル・シュローター(テック3)。9番手に2分02秒846でジョナス・フォルガー(カレックス)。10番手に2分02秒888でフランコ・モルビデリ(カレックス)の順で続いた。中上 貴晶(カレックス)は2分03秒584で22番手、長島 哲太(TSR)は2分04秒897で34番手から決勝レースに臨む。
Moto3クラスはアレックス・マルケス(ホンダ)が2分07秒691でポールポジションを獲得。Moto3クラスの予選は気温18度、路面温度30度のドライコンディション争われた。セッション開始7分過ぎにリーダーボードのトップに立ったのは、アレックス・マスブー(ホンダ)。マスブーはセッション終盤までトップをキープする。マルケスはセッション序盤にコースオフして転倒、マシン修復のため20分ほどピットでの待機を余儀なくされた。セッション中盤には転倒車によりエアフェンスが破損するアクシデントが発生し、一時赤旗中断となる。
再開後、マシンの修復を終えて再びコースに出たマルケスは、セッション終盤の最後のアタックで2分07秒691を記録。逆転で今シーズン2度目のポールポジションを獲得した。
2番手に2分07秒914でイサック・ビニャーレス(KTM)、3番手に2分08秒006でニッコロ・アントネッリ(KTM)が続き、フロントロウを獲得。
4番手に2分08秒051でアレックス・リンス(ホンダ)。5番手に2分08秒095でミゲール・オリビエラ(マヒンドラ)。6番手に2分08秒122でジャック・ミラー(KTM)。マスブーは2分08秒210で7番手に終わった。エフレン・バスケス(ホンダ)はセッション終盤に転倒を喫し、2分08秒337で8番手。9番手に2分08秒396でアレナ・バスティアニーニ(KTM)。10番手に2分08秒461でロマーノ・フェナティ(KTM)の順で続いた。