MotoGP第5戦スペインGPプレビュー
2025/04/22
MotoGP第5戦スペインGPが今週末、スペイン南部にある、ヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトで開催される。全長距離4.42、最大ストレート607m、右コーナー8、左コーナー5。
MotoGPクラスは、前戦カタールでスプリント、決勝ダブル優勝し、現在123ポイントでランキングトップのマルク・マルケス(ドゥカティ)。弟のアレックス・マルケス(ドゥカティ)は106ポイントで現在2番手。マルケス兄弟はランキング、ワンツーでの地元凱旋となる。一方、フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)にとっては、3年連続で決勝優勝しているサーキット。
ランキングトップ3に続く4番手のフランコ・モルビデリ(ドゥカティ)は、昨年のヘレスでは4番手、2021年には表彰台も獲得している。チームメイトのファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)にとっては、2021年Moto2で優勝しているサーキット。前戦スプリント4位、決勝5位で地元期待のルーキー、フェルミン・アルデゲール(ドゥカティ)。
ドゥカティ勢のランキングトップ5に続いて、6番手に着け、カタール決勝では4位を獲得したヨハン・ザルコ(ホンダ)。地元スペイン人、今年は速さを感じるジョアン・ミル(ホンダ)、今シーズンはコンスタントにポイント獲得を果たしているルカ・マリーニ(ホンダ)、ルーキーのソムキャット・チャントラ(ホンダ)を加えた4台のホンダ勢にも、日本人としては期待したい。
前戦、タイヤ空気圧違反により取り消されたものの、決勝2位でチェッカーを受けたマーベリック・ビニャーレス(KTM)。ホームGPとなるペドロ・アコスタ(KTM)、4月17日に子供が生まれたばかりのブラッド・ビンダー(KTM)。昨年はドゥカティでスペインGPを5位で終えているエネア・バスティアニーニ(KTM)。
2020年ヘレスで初めてMotoGP優勝を果たしたファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)と速さを取り戻しつつある地元アレックス・リンス(ヤマハ)。ヘレスでは2021年に優勝、2023年にも表彰台に上っているジャック・ミラー(ヤマハ)、ヤマハ勢にも注目したい。ケガで前戦を欠場したミゲール・オリベイラ(ヤマハ)か、地元GPとなるアウグスト・フェルナンデス(ヤマハ)が代役出場かはまだ分かっていない。
カタールでの事故のため、今大会も昨年王者ホルヘ・マルティン(アプリリア)は欠場する。代役出場は、今大会もロレンツォ・サルバドーリ(アプリリア)。昨年ヘレスで表彰台に上ったマルコ・ベゼッキ(アプリリア)、ホームGPとなるラウル・フェルナンデス(アプリリア)。そして、昨年はここへレスでMoto2クラス優勝を飾っている小椋藍(アプリリア)。全5メーカー、22名のライダーによる戦いとなる。
Moto2クラスは、アロン・カネト(カレックス)が前戦カタールGP優勝、ポイントリーダーとして地元へ凱旋。佐々木歩夢(カレックス)、國井勇輝(カレックス)、二人の日本人ライダーも応援したい。
Moto3クラスは、カタールで優勝したアンヘル・ピケラス(KTM)が現在ポイントリーダーでホームGPを迎える。カタールGPでは0.009秒の差により優勝を逃し2位だった古里太陽(ホンダ)、共にトップ争いをして3位表彰台を獲得した山中琉聖(KTM)にも期待が膨らむ。
いよいよ始まるヨーロッパラウンド、MotoGP第5戦スペインGP走行は、今週、金曜日、日本時間午後4時(現地時間午前9時)にMoto3クラスフリー走行1で始まる。
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