土曜日に行なわれたJ-GP2の決勝レース1。朝から降り続いていた小雨は昼にいったん上がったものの、天候はすっきり回復というわけにはいかず曇天のまま決勝レース1がスタート。
好スタートを切ったのは関口太郎(SOX Team TARO PLUSONE)。オープニングラップを終了する直前に関口からトップの座を奪ったのは榎戸育寛(MOTO BUM HONDA)。この2台に水野涼(MuSASHi RT HARC-PRO.)、石塚健(WILL-RAISEracingRS-ITOH)を加えた4台がトップ集団を形成。
3周目に2番手に上がった水野が4周目にはトップ浮上。水野はファステストラップをたたき出しながら逃げる。しかし榎戸、関口がピタリと背後についたまま。石塚だけが徐々に首位集団から離される。
9周目。関口が榎戸を捕えて2番手浮上。水野追撃態勢を整える。水野と関口の一騎打ちが開始され、榎戸が遅れ出す。
13周目の1コーナー立ち上がりで関口が首位奪回。水野を従えて周回を開始。
15周目の1コーナーで今度は水野が関口を捕えて前に出た。しかし17周目は関口が前。
先に最終ラップに突入したのは関口。しかし1コーナーで水野が前に出る。水野はそのままトップの座を守って最終コーナーに侵入。このとき関口がまさかの転倒。これで水野が楽々トップでチェッカー。榎戸が2位でフィニッシュ。単独4番手で走行していた石塚が3位表彰台を獲得。関口はマシンを起こして再スタートして12位でチェッカーを受けた。