朝から雨に見舞われた開幕戦の決勝日。J-GP3クラス決勝を前に、雨脚が強まる。風も強く視界も悪い。
そんな中で好スタートを切ったのは小室旭(Team P.MU 7C)。ポールシッターの長谷川聖(CLUB Y's)がオープニングラップでトップ浮上。しかしその直後に転倒。これでオープニングラップを真っ先に終えたのは中島元気(TEAM SRS-Moto)。ここに伊達悠太(BATTLE FACTORY)、小室が続き、3台でトップ集団を形成。
3周目。伊達がトップ浮上。逃げる伊達を小室が追う。中島が徐々に遅れ出して伊達と小室の一騎打ちに。
小室はピタリと伊達の背後につけたまま周回を重ねる。3番手の中島は完全に一人旅。
19周目。1コーナーでついに小室がトップ浮上。伊達を従えて周回を始める。
ラスト2周。再び伊達が前に出る。
ラストラップ。いったん小室が前に出るが、伊達が首位奪回。
2台が並んでゴールラインに飛び込んだ。僅差で伊達に軍配。小室は2位に泣き、中島が全日本デビュー戦を3位表彰台で飾った。