MotoGP第14戦アラゴンGPは、スペインのモーターランド・アラゴンで1日目の2回のフリー走行を行なった。初日は好天に恵まれ、各クラス、フリー走行1回目、2回目共にドライコンディションで行なわれた。
MotoGPクラスでは、アンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティGP14)が1分48秒285で初日総合トップに立った。今レースから改良型マシンのデスモセディチGP14.2を投入したドビジオーゾは、1回目のセッションでは7番手につけていたが、2回目のセッション終盤にサーキットレコードを上回る1分48秒285を記録した。
ドビジオーゾに逆転されるまでリーダーボードのトップをキープしていたマルク・マルケス(ホンダRC213V)が、1分48秒328で総合2番手。ダニ・ペドロサ(ホンダRC213V)が1分48秒734で総合3番手に続いた。
1回目のセッションでトップタイムを記録していたアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティGP14)は、2回目は1分48秒747で4番手、総合でも4番手で初日を終えた。
オープンクラストップの総合5番手に1分48秒938でアレックス・エスパロガロ(フォワード-ヤマハ)。ポル・エスパロガロ(ヤマハYZR-M1)が1分48秒966で総合6番手に。
ホルヘ・ロレンソ(ヤマハYZR-M1)は1分48秒969で総合7番手。ステファン・ブラドル(ホンダRC213V)が1分49秒002で総合8番手。ブラッドリー・スミス(ヤマハYZR-M1)が1分49秒011で総合9番手。バレンティーノ・ロッシ(ヤマハYZR-M1)は1分49秒312の総合10番手で初日を終えた。
総合11番手に1分49秒373でカル・クロッチロウ(ドゥカティGP14)。総合12番手に1分49秒650でヨニー・ヘルナンデス(ドゥカティGP14)。総合13番手に1分49秒711でアルバロ・バウティスタ(ホンダRC213V)。青山 博一(ホンダRCV1000R)は1回目17番手、2回目は1分50秒283で14番手と総合14番手で初日をスタート。アレックス・デ・アンジェリス(フォワード-ヤマハ)が1分50秒408の総合15番手で続いた。
以下、総合16番手に1分50秒472でカレル・アブラハム(ホンダRCV1000R)。今回からドゥカティデスモセディチGP14にマシンをスイッチしたエクトル・バルベラ(ドゥカティGP14)は、フリー走行1回目の走行中にマシンから出火するトラブルに見舞われたが、すぐにランオフエリアに退避。コースマーシャルの手によりマシンの火は消し止められた。バルベラは2回目のセッションでは1分50秒487で総合17番手。復帰したニッキー・ヘイデン(ホンダRCV1000R)は1分50秒890で総合18番手に。総合19番手に1分50秒912でスコット・レディング(ホンダRCV1000R)。総合20番手に1分51秒510でダニロ・ペトルッチ(ART)。総合21番手に1分52秒415でブロック・パークス(PBM)。総合22番手に1分52秒600でマイケル・ラバティ(PBM)。総合23番手に1分52秒684でマイク・デ・ミオ(アビンティア)の順となった。
Moto2クラスではエステブ・ラバット(カレックス)が1分53秒838で初日総合トップ。1回目4番手だったラバットは、2回目のセッション開始10分過ぎから次々とファステストを更新してリーダーボードのトップをキープ。セッション終了間際に1分53秒838のベストラップを記録して、初日総合トップに立った。トータル22周を回ったラバットは、セッション中に一度ピットインしたのみで、レースを想定したアベレージでも好タイムを記録している。
総合2番手に1分54秒101でヨハン・ザルコ(ケータハム・スーター)が続き、総合3番手に1分54秒145でミカ・カーリョ(カレックス)。カーリョは1回目のセッション中に1コーナーで転倒を喫してしまい、1回目はセッション17番手に終わったが、2回目はきっちりとばん回してみせた。フリー走行1回目でトップタイムを記録したフランコ・モルビデリ(カレックス)は、2回目では1回目のタイムを更新できずセッション12番手に終わったが、1回目に記録した1分54秒261で総合4番手となった。
総合5番手に1分54秒302でフリアン・シモン(カレックス)。総合6番手に1分54秒437でマーベリック・ビニャーレス(カレックス)。総合7番手に1分54秒447でトーマス・ルティ(スーター)。総合8番手に1分54秒581でドミニク・アガター(スーター)。総合9番手に1分54秒606でジョナス・フォルガー(カレックス)。総合10番手に1分54秒758でリカルド・カルダス(テック3)。中上 貴晶(カレックス)は1回目の走行開始直後、マシントラブルに見舞われてタイムを記録することができず、2回目に記録した1分55秒424で初日総合23番手となった。
Moto3クラスはアレックス・リンス(ホンダ)が1分58秒788で初日総合トップ。1回目5番手だったリンスは、2回目ではセッション終盤にリーダーボードのトップに立つ。残り5分でアレックス・マルケス(ホンダ)に一度は逆転されるが、セッション終了間際のアタックで1分58秒788を記録。セッショントップ、初日総合でもトップとなった。
マルケスは1回目のセッション序盤に転倒を喫したものの2番手につけた。2回目でも残り5分の時点でリーダーボードのトップに立ったが、最後にリンスに逆転され、1分58秒806で総合2番手に。
1回目の12番手から2回目でセッション3番手にジャンプアップしたニコラス・アジョ(ハスクバーナ)が1分58秒885で総合3番手。総合4番手に1分58秒932でファン・ゲバラ(カレックス‐KTM)。総合5番手に1分58秒985でアレナ・バスティアニーニ(KTM)。総合6番手に1分59秒142でイサック・ビニャーレス(KTM)。総合7番手に1分59秒175でミゲール・オリビエラ(マヒンドラ)。総合8番手に1分59秒179でヤコブ・コンフェイル(KTM)。総合9番手に1分59秒242でダニー・ケント(ハスクバーナ)の順となった。1回目セッショントップのジャック・ミラー(KTM)は2回目で1回目のタイムを更新する1分59秒355を記録したものの、セッション10番手に終わり、初日総合でも10番手となった。
ワイルドカード参戦の尾野 弘樹(ホンダ)は1回目29番手、2回目23番手。2分00秒347の総合23番手で初日を終えた。