MotoGP第8戦オランダGPは、オランダのアッセンで、1日目の2回のフリー走行を行なった。初日は各クラス、午前中のフリー走行1回目、午後のフリー走行2回目共にドライコンディションで行なわれた。
MotoGPクラスでは、アレックス・エスパロガロ(フォワード-ヤマハ)が1分33秒653で初日総合トップに立った。1回目のセッションを2番手で終えていたアレックス・エスパロガロは、午後の2回目でも、リアタイヤにソフトコンパウンドを選んで上位につけると、セッション終了間際のアタックで1分33秒653のファステストラップを記録し、初日総合トップに立った。このタイムは2012年にケーシー・ストーナーが予選で記録したベストポールタイムを更新するもの。
総合2番手に1分33秒864でマルク・マルケス(ホンダRC213V)が続いた。1回目を4番手で終えていたマルケスは、2回目のセッションでは開始10分前にリーダーボードのトップに浮上。最後にアレックス・エスパロガロに逆転されるまで、リーダーボードのトップをキープしていた。マルケスもセッション終了間際のアタックで自己ベストを更新したが、約コンマ2秒届かず、初日総合2番手となった。
総合3番手に1分34秒069でダニ・ペドロサ(ホンダRC213V)、総合4番手に1分34秒148でホルヘ・ロレンソ(ヤマハYZR-M1)が続いた。ペドロサは1回目8番手からジャンプアップ。ロレンソは1回目が3番手で、2回目は自己ベストを更新したものの4番手となった。
総合5番手に1分34秒277でアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティGP14)、総合6番手に1分34秒286でブラッドリー・スミス(ヤマハYZR-M1)が続き、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハYZR-M1)は1分34秒286で総合7番手に。フリー走行1回目でセッショントップに立っていたポル・エスパロガロ(ヤマハYZR-M1)は、2回目は1分34秒408でセッション8番手に終わり、総合8番手で初日を終了。総合9番手に1分34秒457でステファン・ブラドル(ホンダRC213V)、総合10番手に1分34秒460でアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティGP14)が続いた。
アルバロ・バウティスタ(ホンダRC213V)が1分34秒466で総合11番手、スコット・レディング(ホンダRCV1000R)が1分35秒445で総合12番手。カル・クロッチロウ(ドゥカティGP14)が1分35秒469で総合13番手。ヨニー・ヘルナンデス(ドゥカティGP14)が1分35秒537で総合14番手。コーリン・エドワーズ(フォワード-ヤマハ)が1分35秒590で総合15番手。青山 博一(ホンダRCV1000R)は1回目17番手、2回目16番手で、2回目に記録した1分35秒787の総合16番手で初日を終了。
以下、総合17番手に1分35秒891でニッキー・ヘイデン(ホンダRCV1000R)。総合18番手に1分35秒925でカレル・アブラハム(ホンダRCV1000R)。総合19番手に1分36秒046でブロック・パークス(PBM)。総合20番手に1分36秒270でエクトル・バルベラ(アビンティア)。総合21番手に1分36秒280でマイケル・ラバティ(PBM)。総合22番手に1分36秒657でダニロ・ペトルッチ(ART)。総合23番手に1分36秒724でマイク・デ・ミオ(アビンティア)の順で続いた。
Moto2クラスでは、エステブ・ラバット(カレックス)が1分37秒869で初日総合トップ。フリー走行1回目で5番手だったラバットは、2回目はセッション序盤からリーダーボードのトップに立つ。セッション中盤以降をドミニケ・エジャーター(スーター)がリードし、セッション終盤にはサム・ロウズ(スピードアップ)がトップに立ったが、セッション最後のアタックでラバットは1分37秒869のファステストを記録。逆転で初日総合トップとなった。
ロウズが1分37秒950で総合2番手、エジャーターが1分38秒037で総合3番手に続いた。1回目のセッションでトップタイムを記録していたジョナス・フォルガー(カレックス)は、2回目は4番手に終わり、1分38秒279で総合4番手となった。
総合5番手に1分38秒319でジョルディ・トーレス(スーター)。総合6番手に1分38秒352でヨハン・ザルコ(ケータハム・スーター)。総合7番手に1分38秒394でサンドロ・コルテセ(カレックス)。総合8番手に1分38秒452でミカ・カーリョ(カレックス)。総合9番手に1分38秒501でリカルド・カルダス(テック3)。総合10番手に1分38秒531でルイス・サロム(ポンス・カレックス)。中上 貴晶(カレックス)は1回目19番手、2回目18番手、2回目に記録した1分38秒881で総合18番手。アッセン初走行の長島 哲太(TSR)は1回目33番手、2回目31番手、2回目に記録した1分40秒313の総合31番手で初日を終えた。
Moto3クラスではアレナ・バスティアニーニ(KTM)が1分42秒366で初日総合トップ。フリー走行1回目17番手だったバスティアニーニは2回目のセッション終了間際にそれまでの自己ベストを約1秒更新するベストラップを記録。トップ争いに加わったイタリアGP以降の好調さをキープしている。
総合2番手に1分42秒572でジャック・ミラー(KTM)。ランキングトップのミラーは1回目のセッションでトップにつけ、2回目もセッション中盤以降、リーダーボードのトップをキープしていたが、最後にバスティアニーニに逆転されて2番手となった。
総合3番手に1分42秒836でイサック・ビニャーレス(KTM)。総合4番手に1分42秒908でエフレン・バスケス(ホンダ)。総合5番手に1分43秒003でロマーノ・フェナティ(KTM)、総合6番手に1分43秒095でニコラス・アジョ(ハスクバーナ)が続く。前戦カタルニアのウイナー、アレックス・マルケス(ホンダ)は1分43秒108の総合7番手で初日をスタート。総合8番手に1分43秒120でジャスパー・イベマ(FTR-KTM)。総合9番手に1分43秒126でジョン・マクフィー(ホンダ)、総合10番手に1分43秒227でミゲール・オリビエラ(マヒンドラ)の順で続いた。