MotoGP第7戦カタルニアGPの二日目の予選が、スペインのバルセロナ・カタルニアサーキットで行なわれた。
MotoGPクラスでは、ダニ・ペドロサ(ホンダRC213V)が1分40秒985でポールポジションを獲得。開幕戦から続いたマルク・マルケス(ホンダRC213V)の連続ポールポジション記録はストップしてしまった。
MotoGPクラスの予選は、予選1回目はセッション開始5分過ぎに雨が落ちてきてレッドクロス旗が提示されたが、タイムに影響を与えるほどではなかった。アルバロ・バウティスタ(ホンダRC213V)がセッショントップ、アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティGP14)が2番手で予選2回目に進出。予選2回目は気温28度、路面温度47度のドライコンディションで争われた。
セッション序盤をリードしたのはマルケス。マルケスは予選直前のフリー走行4回目でトップタイムを記録。予選2回目でも開始4分過ぎにファステストを記録する。開始10分過ぎにペドロサがリーダーボードのトップに立ち、マルケスも最後のアタックでポール獲得をめざしてアタックするが、アタックラップの1コーナー進入で突っ込みすぎてフロントからスリップダウン、この瞬間、マルケスの開幕から7戦連続ポールポジション獲得の記録は途絶えた。
ペドロサがホームレースで今季初ポールポジションを獲得。残り2分で自己ベストを更新して2番手に浮上したホルヘ・ロレンソ(ヤマハYZR-M1)が1分41秒100で2番手に続いた。マルケスは1分41秒135で3番手となったが、フロントロウは確保。開幕からの連続ポールポジション記録は6でストップ(昨年の最終戦バレンシアからは前戦ムジェロまで7戦連続ポールポジション)したものの、明日の決勝に向けて、開幕7連勝を目指すことになる。
午前中のフリー走行3回目でセッショントップにつけたステファン・ブラドル(ホンダRC213V)が1分41秒220で4番手。バレンティーノ・ロッシ(ヤマハYZR-M1)は1分41秒290で5番手に続いた。オープンクラストップの6番手に1分41秒308でアレックス・エスパロガロ(フォワード-ヤマハ)。
7番手に1分41秒337でアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティGP14)。8番手に1分41秒491でブラッドリー・スミス(ヤマハYZR-M1)。9番手に1分41秒671でヨニー・ヘルナンデス(ドゥカティGP14)。10番手に1分41秒677でポル・エスパロガロ(ヤマハYZR-M1)の順で続き、予選1回目から予選2回目に進出したイアンノーネは1分41秒751で11番手。バウティスタは予選2回目のセッション序盤にハイサイド転倒を喫し1分42秒024で12番手となった。
以下、予選1回目のタイム順にカル・クロッチロウ(ドゥカティGP14)が1分42秒578で13番手。スコット・レディング(ホンダRCV1000R)が1分42秒730で14番手。ワイルドカード参戦のミケーレ・ピロ(ドゥカティ GP14)が1分42秒955で15番手。
16番手に1分43秒043でニッキー・ヘイデン(ホンダRCV1000R)。17番手に1分43秒226でコーリン・エドワーズ(フォワード-ヤマハ)。18番手に1分43秒360でカレル・アブラハム(ホンダRCV1000R)。19番手に1分43秒530でブロック・パークス(PBM)。青山 博一(ホンダRCV1000R)は3回のフリー走行総合18番手で予選1回目に臨んだが、1分43秒564で20番手から決勝に臨むことになった。
以下、21番手に1分43秒737でマイケル・ラバティ(PBM)。22番手に1分44秒115でエクトル・バルベラ(FTR)。23番手に1分45秒012でマイク・デ・ミオ(FTR)。代役参戦のミシェル・ファブリッツオ(ART)が1分46秒214で24番手の順に続いた。
Moto2クラスは、エステブ・ラバット(カレックス)が1分46秒569でポールポジションを獲得。Moto2クラスの予選は気温29度、路面温度48度のドライコンディションで争われた。ラバットはセッション序盤からファステストラップを次々に更新しながらリーダーボードのトップをキープ。開始22分過ぎに1分46秒569を記録し、前戦に続いて、今シーズン5回目となるポールポジションを獲得した。ホームレースとなる今レース、ラバットはフリー走行1回目から予選までの4セッション全部でトップタイムを記録している。
2番手に1分47秒140でミカ・カーリョ(カレックス)。3番手に1分47秒192でマーベリック・ビニャーレス(カレックス)が続き、フロントロウを獲得。4番手に1分47秒267でサンドロ・コルテセ(カレックス)。5番手に1分47秒444でジョナス・フォルガー(カレックス)。6番手に1分47秒526でマティア・パッシーニ(フォワード・KLX)の順で続いたが、コルテセとパッシーニはセッション終盤に転倒を喫してしまった。
7番手に1分47秒594でトーマス・ルティ(スーター)。8番手に1分47秒595でヨハン・ザルコ(ケータハム・スーター)。9番手に1分47秒600でサム・ロウズ(スピードアップ)。10番手に1分47秒604でドミニケ・エジャーター(スーター)。中上 貴晶(カレックス)は1分48秒296で25番手、長島 哲太(TSR)は1分49秒261で31番手から決勝レースに臨む。
Moto3クラスは、アレックス・マルケス(ホンダ)が1分50秒232でポールポジションを獲得。Moto3クラスの予選は気温32度、路面温度49度のドライコンディションで争われた。セッション開始早々にストレート上で接触があり、転倒したブライアン・シャウテン(マヒンドラ)のマシンがストレートに残るアクシデントが発生。赤旗中断とはならず、黄旗対応で転倒車の処理が行なわれ、シャウテンも歩いてピットに戻った。
午前中のフリー走行3回目でトップタイムを記録していたマルケスは、開始8分過ぎと17分過ぎにリーダーボードのトップに立つ。その後、アレックス・リンス(ホンダ)に逆転されたものの、残り6分を切ったところで1分50秒232のファステストラップを記録。ホームレースでグランプリ初ポールポジションを獲得した。
2番手に1分50秒850でアレナ・バスティアニーニ(KTM)が続き、バスティアニーニはグランプリ初フロントトウ、ベストグリッド獲得となった。リンスは1分50秒912で3番手となったが、セッション終盤、マルケスに逆転された後のアタック中に転倒を喫してしまった。
4番手に1分51秒024でブラッド・ビンダー(マヒンドラ)。初日総合トップのニコラス・アジョ(ハスクバーナ)は1分51秒308で5番手と自己ベストタイの予選グリッドを獲得。
6番手に1分51秒360でイサック・ビニャーレス(KTM)。7番手に1分51秒456でミゲール・オリビエラ(マヒンドラ)。8番手に1分51秒471でエフレン・バスケス(ホンダ)。チャンピオンシップリーダーのジャック・ミラー(KTM)は1分51秒481で9番手。10番手に1分51秒499でジョン・マクフィー(ホンダ)が続いた。