MotoGP第6戦イタリアGP、MotoGPクラスは、イタリアのムジェロサーキットで2日目の予選を行ない、アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)が1分46秒489でポールポジションを獲得した。
MotoGPクラスの3回のフリー走行でトップに立ったのはホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)。マルク・マルケス(ホンダ)は3回のフリー走行総合で11番手に終わり、予選1回目から予選2回目への進出をめざすことになった。
総合11番手以下のライダーによって争われる予選1回目の最後のアタックでセッショントップタイムを記録したのはヨニー・エルナンデス(ドゥカティ)。それまでトップにつけていたアレックス・エスパロガロ(スズキ)が2番手に終わり、2番手につけていたマルケスは3番手に後退し、予選2回目への進出を逃してしまった。
予選2回目は開始5分すぎにまずロレンソが1分46秒808のトップタイムを記録。ロレンソは残り3分を切った2回目のアタックで1分46秒648とファステストラップを更新する。しかし、その直後にイアンノーネが1分46秒489をたたき出し、MotoGP初ポールポジションを獲得した。このタイムはMotoGPクラスのサーキットベストを更新するもの。ドゥカティにとって、ホームコースのムジェロでのポールポジション獲得は、2007年のケーシー・ストーナー以来となった。
2番手に最後のアタックで1分46秒584と自己ベストを更新したロレンソが続き、アンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)が1分46秒610で3番手に。ドビジオーゾはロレンソに逆転されるまで2番手につけており、ドゥカティのワンツーは逃したものの、前戦に続いて今年4回目となるフロントロウを獲得。
サテライトトップ、ホンダ勢トップとなる4番手に1分46秒657でカル・クロッチロウ(ホンダ)が続き、予選1回目から2回目に進出したアレックス・エスパロガロ(スズキ)が1分46秒854で5番手とジャンプアップに成功。6番手に1分46秒870でワイルドカード参戦のドゥカティのテストライダー、ミケーレ・ピロ(ドゥカティ)が続き、復帰2戦目のダニ・ペドロサ(ホンダ)が1分46秒875で7番手を獲得した。
ホームレースのバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は1分46秒923で8番手。、9番手に1分46秒934でマーベリック・ビニャーレス(スズキ)、10番手に1分47秒050でポル・エスパロガロ(ヤマハ)の順で続いた。
ブラドリー・スミス(ヤマハ)が1分47秒090で11番手、予選1回目トップのエルナンデスは1分47秒423で12番手。マルケスは予選1回めに記録した1分47秒240でMotoGPクラスではワーストグリッドとなる13番手から決勝に臨むことになった。
ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)が1分47秒497で14番手、エクトル・バルベラ(ドゥカティ)が1分47秒978で15番手に続き、バルベラはオープンクラスのトップを獲得。
以下、16番手に1分48秒047でステファン・ブラドル(フォワード-ヤマハ)、17番手に1分48秒120でスコット・レディング(ホンダ)、18番手に1分48秒133でロリス・バズ(フォワード-ヤマハ)、19番手に1分48秒298でニッキー・ヘイデン(ホンダ)、20番手に1分48秒366でカレル・アブラハム(ホンダ)、21番手に1分48秒477でアルバロ・バウティスタ(アプリリア)、22番手に1分48秒503でマイク・デ・ミオ(ドゥカティ)、23番手に1分48秒572でジャック・ミラー(ホンダ)、24番手に1分48秒638でユージン・ラバティ(ホンダ)、25番手に1分49秒198でアレックス・デ・アンジェリス(ART)、26番手に1分51秒391でマルコ・メランドリ(アプリリア)の順となった。