SBK第6戦イギリスのレース2はトム・サイクス(カワサキレーシングチーム)が制した。
レース1を制したポールシッターのサイクスが好スタートを切ってレースをリード。レオン・ハスラム(アプリリアレーシングチーム-レッドデビルズ)、ジョナサン・レイ(カワサキレーシングチーム)が続く。
2周目にレイがハイサイドを起こし、転倒は免れたものの7番手まで後退。3周目にレイの前を走行していたレオン・キャミア(MVアグスタ・レパルト・コルセ)が転倒してレイは難なく一つ順位を上げるなど、レース序盤は荒れた展開。
後方のアクシデントを尻目にサイクスはハイペースで周回し、トップ独走体制に入る。2番手のハスラムも独走状態。チャズ・デイビス(Aruba.it レーシング-ドゥカティ・スーパーバイクチーム)、アレックス・ロウズ(ボルトコム・クレセント・スズキ)、ダビデ・ジュリアーノ(Aruba.it レーシング-ドゥカティ・スーパーバイクチーム)、レイの4台が表彰台争いを展開する。
11周目にレイが3位争い集団のトップに浮上。2秒先を行くハスラムを追い始める。
15周目にはハスラムの背後にピタリとつけたレイ。一度はハスラムをかわすが、ハスラムも抜き返す。翌周に再びレイがハスラムを捕える。レイの背後にピタリとつけていたデイビスもレイに倣ってハスラムを捉え、ハスラムはあっと言う間に4番手に後退。
一方のサイクスは最後まで大量リードを築いたままトップを快走。3年連続でドニントンパークのダブルウインを飾った。レイは2位でゴール。カワサキが2大会、4レース連続のワンツーフィニッシュ。3位にはデイビスが入り、イギリスラウンドは2レース共にイギリス人が表彰台を独占した。