ヘレスで史上最年少ポールポジション獲得記録を更新したクアルタラーロ

2019/05/09

　2019年、19歳のクアルタラーロはテストからMotoGPマシンに順応し、第2戦アルゼンチンGPで8位に初入賞。第3戦アメリカズGPでは7位に入賞し、第4戦スペインGPでは初ポールポジションを獲得します。スペインGP決勝でもトップ争いに加わりますが、レース中盤にマシントラブルに見舞われ、リタイアに終わりました。そして、決勝翌日に行なわれたオフィシャルテストでは、自身がQ2で記録したオールタイムラップレコード（1分36秒880）を上回る1分36秒379を記録しました。次戦はホームグランプリとなるフランスGP。まだ、マルケスが持つ最高峰クラスの最年少記録（20歳と63日）更新のチャンスを残しています。

「決勝レースのフラストレーションが、素晴らしいテストで補われた。ル・マンが待ち切れない。マシンのライディングを楽しみ、走り続けたい」とクアルタラーロ。

　バレンティーノ・ロッシ（ヤマハ）は開幕戦カタールの開幕前会見でクアルタラーロについて次のように語っています。

「クアルタラーロは若い。とても若いけど、MotoGPクラスに昇格してきた。彼のキャリアは少し不思議だった。天才と称賛されてグランプリ参戦スタートしたが、何らかの理由で少し見失っていた。今年はスピードを証明する非常に重要なチャンスがある。とても興味深い」

　最年少MotoGPライダー、クアルタラーロが今後、どのような活躍を見せるのかに注目が集まります。