SBK第5戦イモラ 2日目スーパーポール/レース1
2019/05/12
SBK(スーパーバイク世界選手権)第5戦イモララウンドは、イタリアのイモラサーキットで2日目のスーパーポールと決勝レース1を行ない、スーパーポールでチャズ・デイビス(ドゥカティ)がポールポジションを獲得、レース1ではジョナサン・レイ(カワサキ)が今シーズン初優勝を達成した。
午前中に行なわれたFP3でトップタイムを記録したのはレイ。スーパーポールではセッション開始直後に5コーナーでマイケル・リナルディ(ドゥカティ)が転倒し、赤旗中断。さらに再開後に2コーナーでレオン・キャミア(ホンダ)とサンドロ・コルテセ(ヤマハ)が転倒し再び赤旗中断となる。
これによりスケジュールが遅れ、当初のセッション終了予定時刻ごろに再びスーパーポールは再開され、レイがリーダーボードのトップをキープする。レイは残り7分で新ラップレコードとなる1分45秒307を記録するが、デイビスが終盤のアタックで1分45秒180を記録して逆転、今シーズン初ポールを獲得した。
決勝レース1ではポールのデイビスがスタートをリードするが、1周目の3コーナーでレイがトップに浮上。デイビスは2番手で続くが、1周目の11コーナー付近でマシントラブルに見舞われコースオフ。デイビスはそのままピットに戻ってリタイアとなった。
トップのレイに続いたのはアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)だったが、レイは1周につきコンマ7秒ほどリードを広げ、5周目にはバウティスタに約3秒ほどのリードを取って単独トップに立ち、その後もリードを広げ、終盤の17周目には約10秒のリードを築き、そのまま、今シーズン初勝利となるトップでチェッカーを受けた。
レイに逃げられた後、バウティスタも単独2番手をキープ。イモラ初レースを2位でフィニッシュしたものの、開幕から続いていた連勝記録は11でついにストップした。
レース序盤はトム・サイクス(BMW)が3番手に続き、レース中盤の9周目までポジションをキープしていたが、10周目にマシントラブルに見舞われ、後続に次々に交わされると、サイクスはそのままピットに戻り、リタイアとなった。
サイクスの脱落により、3番手争いはマイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)、アレックス・ロウズ(ヤマハ)、トプラック・ラズガットリオグル(カワサキ)、レオン・ハスラム(カワサキ)の4人が接戦を繰り広げたが、中盤すぎにロウズがこの集団から脱落。3人による接戦は終盤まで繰り広げられ、ラズガットリオグルが今シーズン初表彰台となる3位に入賞。ラズガットリオグルはスーパーポールでは11番手に終わっていたが、好スタートで序盤から上位をキープ。16周目にファン・デル・マークを交わして3番手となり、そのまま表彰台を獲得した。
ファン・デル・マークはラズガットリオグルに交わされた後、もう一度勝負をかけたが、前に出れず。この競り合いで、ハスラムに急接近されたが、ポジションを守り、4位でゴール。僅差の5位にハスラムが続いた。
6位にマルコ・メランドリ(ヤマハ)が入賞。ロウズは最後までメランドリと競り合ったが、7位でゴールとなった。8位にリナルディ、9位にワイルドカード参戦のロレンツォ・ザネッティ(ドゥカティ)、10位にマーカス・ライターバーガー(BMW)の順で続いた。
ジョルディ・トーレス(カワサキ)が11位。FP1で転倒負傷したユージン・ラバティ(ドゥカティ)の代役として急きょ起用され、FP3から走行を開始したトーマス・ブライドウェル(ドゥカティ)は12位に入賞。エクトル・バルベラ(カワサキ)が13位に続いた。
清成 龍一(ホンダ)はスーパーポール15番手、レース1は14位に入賞。アレッサンドロ・デルビアンコ(ホンダ)が15位に続いた。
サンドロ・コルテセ(ヤマハ)は、12番手走行中の15周目の12コーナーで転倒リタイアに終わった。スーパーポールで転倒したキャミアはレース1を欠場した。
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