SBK第5戦イモラ決勝レース1
2017/05/13
SBK(スーパーバイク世界選手権)第5戦イモララウンドは、イタリアのイモラサーキットで決勝レース1を行ない、チャズ・デイビス(ドゥカティ)が優勝した。
ポールポジションから好スタートを切ったデイビスは、1周目を終えて2番手以下に約1秒のリードを取ると、その後も周回ごとにリードを広げてトップを独走する。
レース中盤を過ぎ、デイビスが13周目に入ったところで、後方で8番手争いを展開していたアレックス・ロウズ(ヤマハ)とユージン・ラバティ(アプリリア)がコース終盤の17コーナーで接触。コントロールを失ったラバティが18コーナーで転倒し、マシンはそのままコンクリートウオールに直撃、炎上したことから赤旗中断となり、12周目のコントロールライン通過順位で成立となった。
デイビスはドゥカティのホームレースでシーズン2勝目を記録。チャンピオンシップリーダーのジョナサン・レイ(カワサキ)が2位に続き、3位にマルコ・メランドリ(ドゥカティ)が入賞した。5番グリッドからスタートしたメランドリは、好スタートで2番手に浮上。ラバティとのワンツー体制でレース序盤をリードするが、5周目の14コーナーでレイがメランドリを交わして2番手に浮上した。メランドリは終盤にはトム・サイクス(カワサキ)に接近されるが、ポジションを守って表彰台を獲得した。
4位にサイクス、5位にチャビ・フォレズ(ドゥカティ)、6位にレオン・キャミア(MVアグスタ)が入賞。マイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)が7位に続き、赤旗の原因となったロウズとラバティの接触は審議対象となったものの、レーシングアクシデントと判断され、ロウズが8位に入賞。ラバティは12周目のコントロールラインを8番手で通過していたが、リタイア扱いとなった。転倒後、ラバティはすぐに立ち上がったが、チェックのため、メディカルセンターに運ばれた。
9位にロマン・ラモス(カワサキ)、10位にステファン・ブラドル(ホンダ)の順で続き、ニッキー・ヘイデン(ホンダ)は13番グリッドからレース1に臨んだが、4周を終えてピットに戻り、リタイアに終わった。
WSS(スーパースポーツ世界選手権)クラスでは、パトリック・ヤコブセン(MVアグスタ)が1分51秒611でポールポジションを獲得。
大久保 光(ホンダ)は1分52秒594で10番手、渡辺 一樹(カワサキ)は1分53秒401で21番手、國川 浩道(ホンダ)は1分55秒792で31番手から明日の決勝レースに臨む。
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