MotoGP第4戦スペインGP Moto2決勝
2017/05/08
MotoGP第4戦スペインGP、Moto2クラスは、スペインのヘレスサーキットで決勝レースを行ない、アレックス・マルケス(カレックス)が優勝した。
Moto2クラスの決勝レースは気温27度、路面温度40度のドライコンディションで争われた。ポールポジションからスタートしたマルケスは、チームメイトのフランコ・モルビデリ(カレックス)と共に好スタートでレースをリード。1周を終えて二人は、3番手以下に約1秒1のリードを取る。
その後も二人はテールtoノーズ状態のまま周回を重ね、後続とのリードを広げて行くが、7周目の5コーナー進入でマルケスがラインを外し、この間にモルビデリがトップに浮上する。マルケスもすぐに態勢を立て直し、モルビデリに続いて2番手をキープするが、今度は9周目の9コーナーでトップを走るモルビデリがスリップダウン、リタイアとなる。再びトップに浮上したマルケスはすでに後続に約4秒のリードを取っており、そのまま独走で、Moto2クラス初優勝を達成した。
2位にはフランチェスコ・バニャーヤ(カレックス)が入賞、Moto2クラス初表彰台を獲得した。バニャーヤは中盤にはマッティア・パシーニ(カレックス)とバトルを繰り広げ、2番手をキープ。その後、パシーニは遅れ、さらにレース終盤にはパシーニに追いついたミゲール・オリベイラ(KTM)が21周目にパシーニを交わして3位表彰台を獲得した。
パシーニは、さらに最終ラップにルカ・マリーニ(カレックス)の猛追を受けたが、何とかこれを抑えて4位でゴール、僅差の5位にルカ・マリーニ(カレックス)が続き、Moto2クラスベストフィニッシュを達成した。
6位にマーセル・シュローター(スーター)、7位にドミニク・エガター(スーター)、8位にトーマス・ルティ(カレックス)、9位にヨニー・エルナンデス(カレックス)、10位にアクセル・ポンス(カレックス)の順で続き、長島 哲太(カレックス)は15位に入賞。Moto2フル参戦復帰後初となるポイントを獲得した。
朝のウオームアップで3番手につけていた中上 貴晶(カレックス)は、8番グリッドからスタートし、ポジションをキープ、上位進出をねらっていたが、3周目のバックストレートエンドの6コーナーでイン側で転倒したシモーネ・コルシ(スピードアップ)に巻き込まれて転倒。再スタートし、右側フロントセンターカウルが破損した状態で21位で完走した。この転倒にはチャビ・ビエルヘ(テック3)も巻き込まれた。
モルビデッリの連勝は3でストップ、その連勝を止めたのはチームメイトのマルケスだった。ランキングトップはモルビデッリがキープ。ランキング2位にルティ、ランキング3位にオリベイラ。マルケスがランキング4位に浮上し、中上はノーポイントに終わったことからランキング6位に後退した。
こんな記事も読まれています