昨日の悪天候でJ-GP2、JSB1000、ST600の3クラスは決勝日朝に予選が行なわれた。
日付が変わっても青空は見えず、相変わらずの雨模様。雨量は確実に少なくなっていたが、昨日からの大雨でコース上はハードウエットコンディションになった。
J-GP2クラスは20分間という短時間勝負のタイムアタック合戦。セッション前半は、今大会からアジア選手権とダブルエントリーを開始した伊藤勇樹(伊藤RACING)がリーダーボードのトップに立つ。
セッション中盤には岩戸亮介(Team 髙武 RSC)、榎戸育寛(MOTO BUM HONDA)、伊藤と次々にトップが入れ替わる。
残り5分を切り、さらに熾烈なアタック合戦。関口太郎(SOX Team TARO PLUSONE)、岩戸、水野涼(MuSASHi RT HARC-PRO.)、生形秀之(エスパルスドリームレーシング)とめまぐるしくトップタイムが入れ替わる。
残り30秒で岩戸が三度トップ浮上。生形も迫ったがわずかに届かず。岩戸がポールポジション獲得。生形、関口がフロントロウを獲得した。
JSB1000クラスの予選は30分に大幅に短縮。まずは津田拓也(ヨシムラスズキMOTUL)がリーダーボードのトップに立つ。セッションスタート10分程度でまさかの中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が転倒というアクシデントが発生。中須賀はすぐにピットに向かう。その直後、今後は酒井大作(BMW Motorrad39)が転倒。マシンがコース上に残ってしまい、赤旗が提示された。
残り22分で再開。中須賀も赤旗中断に救われてコースに出た。
セッション再開後にトップに立ったのは高橋巧(MuSASHi RT HARC-PRO. Honda)。残り6分で中須賀がトップ浮上。その直後にまたもや転倒車がコース上に残って2度目の赤旗中断。
残り6分で再開。残り1分を切ったところで高橋が中須賀からトップの座を奪回。高橋は最終アタックでもさらに自身のタイムを更新。そして高橋が3年ぶりのポールポジションを獲得。中須賀は2番手。津田が3番手となった。
ST600クラスも水しぶきを上げながらのタイムアタック。セッション前半は前田恵助(伊藤RACING・GMDスズカ)、清末尚樹(RS-ITOH)、岡本裕生(51ガレージ チームイワキ)が次々にリーダーボードのトップに浮上。セッション中盤にはスポット参戦の横江竜司(SHOP Union 東北)が2番手以下に2秒ほどの大差をつけて首位に躍り出る。横江はさらにアタックを続けてさらにタイムを更新。後続を引き離す。
岡本がタイムを詰めて必死に食い下がる。残り2分で岡本が横江にコンマ9秒差まで詰める。最終アタックで奥田教介(team MF & KAWASAKI)が2番手浮上。岡本が奥田から2番手奪回。この2番手争いに前田も参戦。しかし横江に届くものはおらず、横江がポールポジション獲得。2番手争いは岡本が制し、前田が3番手フロントロウ獲得。奥田は4番手2列目からのスタートとなった。