MotoGP第8戦オランダGP Moto3クラス3日目 決勝結果
2024/06/30
MotoGP第8戦オランダGP Moto3クラス3日目、決勝がオランダ、TTサーキット・アッセンで開催された。日本時間午後6時(現地時間午前11時)から20周で争われたMoto3クラス決勝は、気温20度、路面温度34度、湿度61%、徐々に晴れてきたドライコンディション。
予選でのスロー走行などにより、二コラ・カッラロ(KTM)、ノア・デットウィラー(KTM)、ザビ・ズルトゥザ(KTM)にロングラップペナルティー、フィリッポ・ファリオリ(ホンダ)、マッテオ・ベルテッレ(ホンダ)、ジョシュア・ワットリー(ホンダ)、ジョエル・エステバン(CFMOTO)にはダブルロングラップペナルティーが科されてのスタート。
ポールポジションスタートのアンヘル・ピケラス(ホンダ)がホールショット、1周目、トップ集団は混戦を極め、イバン・オルトラ(KTM)がトップで2周目に入る。オルトラ、ピケラスに続き、古里太陽(ホンダ)、コリン・ベイヤー(ハスクバーナ)、ホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)、ダビド・ムニョス(KTM)、ダビド・アロンソ(CFMOTO)、ダニエル・オルガド(ガスガス)、鈴木竜生(ハスクバーナ)、エイドリアン・フェルナンデス(ホンダ)、山中琉聖(KTM)のトップ11。
3周目、古里がピケラスを抜いて2番手に上がる。3コーナーでは鈴木が転倒。イエローフラッグが出された。この間に、アロンソが前を行くライダーを抜いたとされ、アロンソは後に1ポジションダウンが科された。
前半は、先頭のオルトラを追う古里、3番手争いのベイヤー以降の混戦が激しかったが、折り返し10周目を迎えると、ベイヤーが古里を抜いて2番手に上がる。11周目に入ると、ベイヤーは更にオルトラをパス。ベイヤーの地元オランダの観客が歓喜に沸いた。
13周目、それまで3番手を走っていた古里が混戦の中、フェルナンデス、ムニョス、ピケラス、アロンソに抜かれ7番手になり、8番手が山中。14周目に古里は転倒、再スタートで順位を13番手まで落とした。
11周目以降トップを守り、地元の観客を熱狂させて最終ラップを迎えたベイヤーは、最終ラップ、残り3コーナーまでトップ。その後、オルトラがベイヤーをパスしたものの、ベイヤーが抜き返そうと最終コーナーからチェッカーまで2台がサイドバイサイドで駆け抜けた。結果はオルトラが1位、2位ベイヤー、混戦の3番手争いはムニョスが制した。
1位オルトラと2位ベイヤーの差は0.012秒だった。山中は10位、古里は13位で完走。鈴木は転倒リタイア。
これにより、チャンピオンシップポイントが1番手アロンソ154、2番手ベイヤー115、3番手オルガド111。山中が62ポイントで6番手、古里が34ポイントで14番手、鈴木が31ポイントで16番手となった。次週に続くドイツGPへ向けて、日本人ライダーの3人と、日本メイカーのホンダ勢の更なる飛躍に期待が持てる週末となった。
MotoGP 第8戦オランダGP Moto3クラス3日目 決勝結果
1 イバン・オルトラ (KTM)
2 コリン・ベイヤー (ハスクバーナ)
3 ダビド・ムニョス (KTM)
4 ホセ・アントニオ・ルエダ (KTM)
5 ダビド・アロンソ (CFMOTO)
6 ルカ・ルネッタ (ホンダ)
7 エイドリアン・フェルナンデス (ホンダ)
8 アンヘル・ピケラス (ホンダ)
9 ステファノ・ネパ (KTM)
10 山中琉聖 (KTM)
13 古里太陽 (ホンダ)
RT 鈴木竜生 (ハスクバーナ)
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