otoGP第8戦 オランダGP Moto2クラス3日目 決勝結果
2024/06/30
MotoGP第8戦オランダGP Moto2クラス3日目、決勝が日曜日、日本時間午後7時15分(現地時間午後12時15分)からオランダ、TTサーキット・アッセンで開催された。気温22度、路面温度40度、湿度52%、部分的に曇り出したドライコンディション。それほど風もなく、走りやすそうな気候の下、ビールを片手に持った観客も多い中、22周で行なわれた。
金曜日に転倒したフィリップ・サラッチ(カレックス)とジョー・ロバーツ(カレックス)、土曜日に転倒したジャビ・カルデルス(カレックス)は欠場で決勝は争われた。
ホールショットは2番手スタートの小椋藍(ボスコスクーロ)が奪ったが、ポールポジションスタートのフェルミン・アルデゲール(ボスコスクーロ)が第1セクターで小椋を抜いてトップに立つ。二人に続き、トニー・アルボリーノ(カレックス)、アロンソ・ロペス(ボスコスクーロ)、セルジオ・ガルシア(ボスコスクーロ)、マニュエル・ゴンザレス(カレックス)、ディオゴ・モレイラ(カレックス)、ジェイク・ディクソン(カレックス)、アルベルト・アレナス(カレックス)、セナ・エイジアス(カレックス)の順で2周目に突入した。
2周目、ガルシアがレースラップ最速を記録し、ロペス、ガルシア、ゴンザレスがアルボリーノの前に出た。3周目には、ガルシアは小椋も抜いて2番手。3番手が小椋、4番手ロペス、5番手ゴンザレス、6番手アルボリーノ、7番手ディクソン、8番手モレイラ、9番手にセレスティーノ・ビエッティ(カレックス)が順位を上げて4周目を迎えた。
地元オランダ出身、スペシャルヘルメットで出場のゾンダ・ファン・デン・グールベルクが5周目に転倒、リタイア。5周目以降も、アルデゲールが1分36秒台前半で順調に周回を重ねていたように思われたが、何度かトラックリミットオーバーの注意があった。
6周目には、アロン・カネト(カレックス)とアレナスの2台が4コーナーで絡み転倒リタイア。その間もトップ3は、アルデゲール、ガルシア、小椋で続いた。7周目に、佐々木歩夢(カレックス)がマリオ・アジ(カレックス)との接触で転倒を余儀なくされリタイア。アジは、後にイエローフラッグ中のオーバーテイクで1ポジションダウンのペナルティーが科された。
折り返して11周目、小椋がガルシアの前に出て、アルデゲール、小椋、ガルシアのトップ3になった。先頭のアルデゲールは徐々に2番手以降を離し走り続けていたが、14周目を走行中にトラックリミット超過でロングラップペナルティーを科された。
アルデゲールが15周目に、ロングラップへ入ったことで、先頭は小椋、2番手ガルシア、3番手にアルデゲールの順となる。3番手とポジションを落としたアルデゲールは再び1分36秒台前半タイムで前2台を追い、残り5周では3台がテイルトゥーノウズの状態でメインストレートを通過した。アルデゲールは残り4周でガルシアを抜いて2番手。小椋はトップで逃げ切りチェッカーを受けた。2位アルデゲール、3位ガルシア。
ボスコスクーロが1、2、3を獲得。4位は昨年アッセンで優勝しているディクソン。5位のチャントラは、レース後、小椋の下へ祝福に駆けつけていた。
この結果により、年間チャンピオンシップポイントが1位ガルシア138、2位小椋124、3位ロバーツ115となった。今季2勝目をあげた小椋、不運な接触によるリタイアの佐々木もMoto2のペースを掴みだしている。次週のドイツGPも楽しみなMoto2が見逃せない。
MotoGP 第8戦オランダGP Moto2クラス3日目 決勝結果
1 小椋藍(ボスコスクーロ)
2 フェルミン・アルデゲール(ボスコスクーロ)
3 セルジオ・ガルシア(ボスコスクーロ)
4 ジェイク・ディクソン(カレックス)
5 ソムキャット・チャントラ(カレックス)
6 トニー・アルボリーノ(カレックス)
7 マルコス・ラミレス(カレックス)
8 アロンソ・ロペス(ボスコスクーロ)
9 マニュエル・ゴンザレス(カレックス)
10 セナ・エイジアス(カレックス)
RT 佐々木歩夢(カレックス)
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