MotoGP第9戦ドイツGP Moto3クラス1日目 フリー走行結果
2024/07/05
MotoGP第9戦ドイツGP Moto3クラス1日目、フリー走行が金曜日、ドイツ、ザクセンリンクで開催された。日本時間午後4時から35分間行なわれたフリー走行は、気温16度、路面温度19度、湿度74%、カーブの内側などにレインスポットの残るドライコンディション。強い風の中での走行となった。
路面は徐々に乾き、空も少しずつ晴れて来ているようだった。転倒もイエローフラッグも一度もなく終了できたこの走行では、1番手エイドリアン・フェルナンデス(ホンダ)1分25秒938、2番手ホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)1分26秒118、3番手ダビド・アロンソ(CFMOTO)1分26秒127、4番手が山中琉聖(KTM)1分26秒437。鈴木竜生(ハスクバーナ)は1分26秒689で8番手、古里太陽(ホンダ)は1分27秒033で11番手だった。
日本時間午後8時15分(現地時間午後1時15分)から開催されたP1では、気温18度、路面温度26度、湿度50%、路面は乾いてドライコンディション。部分的には青空も見えるものの、厚い雲に覆われている場所もあり、風速20m/hを超える強い風が吹く瞬間もあった。
開始早々、ダビド・アルマンサ(ホンダ)が3コーナーで転倒。開始10分足らずで、アロンソが高速の11コーナーで激しく転倒。中盤にはザビ・ズルトゥザ(KTM)も11コーナーで転倒。午前中とは路面温度などかなり違うコンディション、強風の中、転倒が続いた。
残り15分前後にコリン・ベイヤー(ハスクバーナ)が12周目に1分25分671を記録し、午前のトップタイムを更新。残り10分ごろには、古里が12周目に1分25秒589を記録しトップとなる。残り8分前後に、前半で転倒したアロンソは、チームメイトのジョエル・エステバン(CFMOTO)と再びコースインするものの、チャタリングに苛立つ様子でピットへ戻った。
残り3分ごろ、山中とランデブー走行を続けたチームメイトのイバン・オルトラ(KTM)が13周目に1分25秒314を記録し1番手となるが、終了間際、ステファノ・ネパ(KTM)が13周目に1分25秒283でトップタイムを更新した。2番手オルトラ、転倒、マシントラブルのあったアロンソが最終ラップで3番手に入り、記録は1分25秒347。
日本人ライダーは古里が12周目の1分25秒398で6番手、山中は15周目に1分25秒726を記録し9番手。鈴木は13周目に1分25秒923を記録し、15周目1コーナーで転倒。その後、再びコースに戻ることは出来たが、タイムを縮めることは出来ず16番手。
明日の土曜日は晴れて気温が上がり、日曜日は雨が降るかもしれないという天気予報。コース状況が変化し、難しい週末が予想される中、山中、鈴木、古里3人の日本人ライダーを応援したい。また、今大会も10台参戦している日本メーカーのホンダ勢にも注目したい。
Moto3クラスは明日、日本時間午後3時40分(現地時間午前8時40分)から30分間行なわれ、今日のP1と合わせた記録で14番手までのライダーが予選はQ2から出場となる。予選Q1は、日本時間午後7時50分(現地時間午後12時50分)から15分、Q2は日本時間午後8時15分(現地時間午後1時15分)から15分で争われる。
MotoGP 第9戦ドイツGP Moto3クラス1日目 フリー走行結果
1 ステファノ・ネパ (KTM) 1分25秒283 (P1)
2 イバン・オルトラ (KTM) 1分25秒314 (P1)
3 ダビド・アロンソ (CFMOTO) 1分25秒347 (P1)
4 コリン・ベイヤー (ハスクバーナ) 1分25秒379 (P1)
5 アンヘル・ピゲラス (ホンダ) 1分25秒398 (P1)
6 古里太陽 (ホンダ) 1分25秒589 (P1)
7 エイドリアン・フェルナンデス (ホンダ) 1分25秒678 (P1)
8 ホセ・アントニオ・ルエダ (KTM) 1分25秒695 (P1)
9 山中琉聖 (KTM) 1分25秒726 (P1)
10 ダビド・ムニョス (KTM) 1分25秒732 (P1)
11 鈴木竜生 (ハスクバーナ) 1分25秒923 (P1)
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