SBK第11戦の予選ポールポジションはトム・サイクス(カワサキレーシングチーム)が獲得した。
ウイーク二日目。初日の2回のフリー走行では1分41秒台はカワサキレーシングチームの二人だけがマークするのみだったが、フリー走行3回目は10台もが1分41秒台での攻防を繰り広げた。真っ先にその1分41秒台に入ったのはサイクス。さらにサイクスは真っ先に1分41秒台前半のタイムに突入。しかし、最後の最後でジョルディ・トーレス(アプリリアレーシングチーム-レッドデビルズ)が0.029秒という僅差でトップ浮上。暫定ポールポジションの座を得る。一方、チャンピオン獲得がかかっているジョナサン・レイ(カワサキレーシングチーム)は1分41秒856と自身が出した初日のタイムをわずかに上回ったものの9番手にとどまる。
スーパーポールは気温31度、路面温度45度に上昇。1回目のアタックでレイがここで1分41秒488と一気にトップ浮上。2回目のアタックでは、スーパーポール1からの敗者復活組のマイケル・バン・デン・マーク(パタ・ホンダ・ワールドスーパーバイクチーム)が1分40秒956と真っ先に1分40秒台にタイムを入れる。すぐにレイが1分40秒500で逆転。これでレイがポールポジションからタイトル獲得に挑戦するのかと思いきや、直後にサイクスが1分40秒292で逆転。チームメイトからポールポジションの座を奪い取った。レイは2番手。3番手フロントロウにはニッコロ・カネパ(アルテアレーシング)が入り、バン・デン・マークは4番手。トーレスが5番手となり、ここまでの5人が1分40秒台。唯一、レイのタイトルを阻止するチャンスを持つチャズ・デイビス(Aruba.it レーシング-ドゥカティSBKチーム)は6番手のセカンドロウからのスタートとなった。