MotoGP第12戦イギリスGP、Moto3クラスは、イギリスのシルバーストンサーキットで2日目の予選を行ない、ホルヘ・ナバーロ（ホンダ）が2分12秒440でポールポジションを獲得した。

Moto3クラスの予選は気温20度、路面温度31度のドライコンディションで争われた。セッション序盤をリードしたのはダニー・ケント（ホンダ）。ケントは開始7分すぎにリーダーボードのトップに立つと、終盤までリードする。ナバーロは残り3分を切ったところでファステストを更新してトップタイムを記録するが、ナバーロのスリップについていたイサック・ビニャーレス（KTM）がわずかにナバーロのタイムを上回り、トップに浮上。

その後、残り1分を切ったところでエフレン・バスケス（ホンダ）がファステストを更新し、その直後にケントがトップタイムを記録する。ケントのホームレースでのポール獲得は確定かと思われていたが、ナバーロは最後のアタックで驚異的な2分12秒440をたたき出し、ポールポジションレコードを更新して、グランプリ初ポールポジションを獲得した。

2番手に2分12秒979でカレル・ハニカ（KTM）。ハニカは最後のアタックでうまくナバーロの背後について好タイムを記録したが、それでもナバーロとハニカのタイム差はコンマ5秒あった。ケントは2分13秒044で3番手とフロントロウを獲得したものの、ねらっていたホームレースでのポールポジションを逃した。

バスケスが2分13秒124で4番手、ビニャーレスが2分13秒144で5番手に続き、6番手に2分13秒446でアレックス・マスボー（ホンダ）、7番手に2分13秒525でエネア・バスティアニーニ（ホンダ）、8番手に2分13秒548でロマーノ・フェナティ（KTM）、9番手に2分13秒591でミゲール・オリベイラ（KTM）、10番手に2分13秒593でブラッド・ビンダー（KTM）の順で続いた。

尾野 弘樹（ホンダ）は2分15秒394で31番手、鈴木 竜生（マヒンドラ）は2分16秒290で33番手、共に前戦チェコGPで負ったケガを抱えており、厳しい予選となった。