ザルコが難コンディションを制す (MotoGP第12戦イギリスGP Moto2 決勝)
2015/08/31
MotoGP第12戦イギリスGP、Moto2クラスは、イギリスのシルバーストンサーキットで決勝レースを行ない、ヨハン・ザルコ(カレックス)が優勝した。
決勝日は前夜に降った雨の影響により、朝のウオームアップセッションはウエットとなり、時差によるテレビ放映の関係から今回は第1レースとして開催されたMoto2クラスの決勝レースは、気温16度、路面温度19度のウエットコンディションでのスタートとなった。しかし、雨は上がっており、路面はウエットでスタートしたものの、周回を重ねるにつれライン上はドライに変化していく難しいコンディション中、レインタイヤでレースは争われた。
好スタートを決めたのはティト・ラバット(カレックス)。1周目にザルコがトップに浮上するが、アレックス・リンス(カレックス)がトップを奪い、6人のライダーによるトップ集団が形成される。リンスは6周目までトップをキープするが、7周目の最終コーナー手前の16コーナーでザルコがトップに浮上。ここからザルコは2番手以下に1周約2秒の差をつけるハイペースで独走状態に持ち込み、レース中盤の10周目には約5秒7の差をつけ、最大7秒9までリードを広げて、そのままトップでチェッカーを受けた。
2位争いはリンス、ラバット、アレックス・マルケス(カレックス)が終盤まで接戦を展開。残り2周となった17周目にラバットがラインを外してランオフエリアに飛び出す間にリンスが逃げて単独3位でゴール。マルケスも一度はラバットの前に出たものの、ラバットが抜き返して3位表彰台を獲得。マルケスは2戦連続となる4位入賞を果たした。
5位にジョナス・フォルガー(カレックス)が入賞。ポールスタートのサム・ロウズ(スピードアップ)は序盤はペースが上がらず苦しんだものの、中盤以降ポジションを回復して6位でチェッカーを受けた。7位にアンソニー・ウエスト(スピードアップ)、8位にサンドロ・コルテセ(カレックス)、9位にトーマス・ルティ(カレックス)、10位にリカルド・カルダス(スーター)が入賞。
中上 貴晶(カレックス)は1周目を8位で終えたものの、その後、ペースが上がらず後退、14位に入賞。
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