ロッシ、4勝目を記録(MotoGP第12戦イギリスGP MotoGP 決勝)
2015/08/31
MotoGP第12戦イギリスGP、MotoGPクラスは、イギリスのシルバーストンサーキットで決勝レースを行ない、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が優勝した。
MotoGPクラスの決勝レースはドライレースが宣言されていたが、グリッドに着いたあたりから雨が落ち始め、ウオームアップランを終えて各車ピットイン、各ライダー、レインタイヤ装着のマシンに乗り換えて再びコースインしようとしたところで赤旗が掲示され、スタート進行がやり直しとなり、25分遅れで、ウエットレースが宣言されてスタートを切った。
スタートで飛び出したのはホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)だったが、1周目の13コーナーでロッシがトップに浮上、マルク・マルケス(ホンダ)が2番手に続き、後続とのリードを広げながらトップ争いを展開していく。ロッシはファステストを更新、マルケスも自己ベストを更新しながら序盤の内に3番手以下に3秒以上のリードを広げ、ロッシとマルケスの一騎打ちと思われたが、レース中盤すぎの13周目の1コーナーでマルケスが転倒してリタイアとなり、ロッシが単独トップとなる。終盤にかけて2番手争いを制したダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)がロッシとの差を縮めたものの、ロッシが逃げ切って今シーズン4勝目、シルバーストン初優勝を達成した。
2位にペトルッチ、3位にアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)が続き、ロレンソはペースが上がらず、4位フィニッシュとなった。5位にダニ・ペドロサ(ホンダ)が続き、ホームレースのスコット・レディング(ホンダ)がMotoGPクラスベストフィニッシュとなる6位でゴール。7位にブラドリー・スミス(ヤマハ)、8位にアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)、9位にアレックス・エスパロガロ(スズキ)、10位にアルバロ・バウティスタ(アプリリア)の順で続いた。
マーベリック・ビニャーレス(スズキ)は11位、ニッキー・ヘイデン(ホンダ)が12位、エクトル・バルベラ(ドゥカティ)が13位、マイク・デ・ミオ(ドゥカティ)が14位、アレックス・デ・アンジェリス(ART)が15位に入賞。
16位にロリス・バズ(フォワード-ヤマハ)、17位にユージン・ラバティ(ホンダ)、18位にクラウディオ・コルティ(フォワード-ヤマハ)、19位にカレル・アブラハム(ホンダ)の順でチェッカーを受けた。
ポル・エスパロガロ(ヤマハ)は6位走行中の15周目の3コーナーで転倒リタイア、ステファン・ブラドル(アプリリア)は13周目に転倒リタイア。カル・クロッチロウ(ホンダ)は3周目の8コーナーでインを付いてきたジャック・ミラー(ホンダ)の転倒に巻き込まれ、再スタートしてマシンを乗り換えてコースインしたものの二度目の転倒を喫しリタイア、ミラーはその場でリタイアとなった。ヨニー・エルナンデス(ドゥカティ)はスタート直後の1コーナーで接触転倒、リタイアに終わった。
ロッシはこの勝利で単独ランキングトップに再浮上、ロレンソはロッシに12ポイント差のランキング2位に後退した。
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