MotoGP第7戦ドイツGP Moto2 決勝
2023/06/18
MotoGP第7戦ドイツGP、Moto2クラスは、ドイツのザクセンリンク・サーキットで天候が晴れ、気温25度、路面温度43度というコンディションで行なわれた。
25周で行なわれた決勝レースは、2番グリッドスタートのトニー・アルボリーノ(カレックス)がホールショット。後方ではボ・ベンスナイダー(カレックス)とダリン・ビンダー(カレックス)が1コーナーで転倒し、リタイアとなった。のちに、ビンダーとベンスナイダーの転倒の原因となったジェレミー・アルコバ(カレックス)にはロングラップペナルティが科されている。
スタートでトップに立ったアルボリーノだったが、オープニングラップの12コーナーでペドロ・アコスタ(カレックス)がアルボリーノをオーバーテイクしトップを奪還。トップのアコスタと2位アルボリーノが集団を抜け出し、優勝争いは早くも2台による一騎討ちとなった。
レース序盤からファステストを連発し、アルボリーノとの差を拡げていくアコスタは、6周目には早くも1秒のギャップを築いていく。一方、単独の3位を走っていたアロン・カネト(カレックス)が13コーナーで単独の転倒を喫してしまった。これにより3位に上がったジェイク・ディクソン(カレックス)の後ろでは、アロンソ・ロペス(ボスコスクロ)とソムキャット・チャントラ(カレックス)による4位争いも展開され、チャントラが9周目の1コーナーで4位に浮上する。
残り10周、3位のディクソンが2位のアルボリーノにコンマ6秒差まで急接近。チャンピオン争いのライバルであるアコスタがトップを独走しているだけに、なんとか2位を守りたいアルボリーノは一時コンマ4秒差までディクソンに詰められるも、コンマ6秒差まで拡げディクソンに隙を与えない。しかし残り3周に入ったところでディクソンが再度ペースをあげコンマ1秒まで急接近。緊張が走る2位争いはファイナルラップまでもつれ込むも、アルボリーノがなんとか2位を死守した。そんな2位争いをよそに独走でトップをキープしたアコスタがトップチェッカーを受け今季4勝目を挙げた。2位にアルボリーノ、3位ディクソンとなり、チャンピオンシップ上でもトップのアルボリーノと2位アコスタのポイント差は15ポイントに縮まった。
日本人ライダーの小椋藍(カレックス)は14位でポイントを獲得、羽田大河(カレックス)は21位でレースを終えている。
MotoGP第7戦ドイツGP Moto2クラス 決勝結果
1 ペドロ・アコスタ(カレックス)
2 トニー・アルボリーノ(カレックス)
3 ジェイク・ディクソン(カレックス)
4 ソムキャット・チャントラ(カレックス)
5 アロンソ・ロペス(ボスコスクロ)
6 マニュエル・ゴンサレス(カレックス)
7 サム・ロウズ(カレックス)
8 フェルミン・アルデゲール(ボスコスクロ)
9 アルベルト・アレナス(カレックス)
10 セレスティーノ・ビエッティ(カレックス)
11 セルジオ・ガルシア(カレックス)
12 バリー・バルタス(カレックス)
13 フィリップ・サラッチ(カレックス)
14 小椋藍(カレックス)
15 デニス・フォッジャ(カレックス)
16 ジェレミー・アルコバ(カレックス)
17 ショーン・ディラン・ケーリー(カレックス)
18 ゾンタ・ファン・デン・グールベルク(カレックス)
19 カルロス・タタイ(カレックス)
20 マルコス・ラミレス(フォワード)
21 羽田大河(カレックス)
22 カスマ・ダニエル(カレックス)
NCR ジョー・ロバーツ(カレックス)7Laps
NCR ロレンツォ・ダラ・ポルタ(フォワード)14Laps
NCR イサン・グエバラ(カレックス)17Laps
NCR アロン・カネト(カレックス)20Laps
NCR ルーカス・トゥロビッチ(カレックス)21Laps
NCR ボ・ベンスナイダー(カレックス)-
NCR ダリン・ビンダー(カレックス)-
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