Moto2クラスのフリー走行3はイタリアのムジェロ・サーキットで現地時間午前9時25分から30分間行なわれた。

　空には雲が広がり、気温22度、路面温度24度というコンディションとなったフリー走行3は、初日総合トップのペドロ・アコスタ（カレックス）を筆頭にセッション開始7分あたりから早くもタイムを更新していく。ここでもアコスタが最速ラップとなる1分50秒514を記録しトップ、2位にフェルミン・アルデゲール（ボスコスクロ）、3位にジェイク・ディクソン（カレックス）がつけた。

　Moto2クラスの予選Q1は、現地時間午後13時45分から15分間で行なわれた。天候は曇り、気温26度、路面温度42度というコンディションの中、ジョー・ロバーツ（カレックス）が1分51秒438をマークしトップでQ2進出を決めた。2位は1分51秒591を記録した小椋藍（カレックス）、ジェレミー・アルコバ（カレックス）が1分51秒630で3位、ダリン・ビンダー（カレックス）が1分51秒637で4位に入り、Q2進出を決めている。日本人ライダーの羽田大河（カレックス）は1分53秒172でQ1を14位で終えた。

　ポールポジションが決まる予選Q2は、現地時間午後14時10分から15分間で行なわれた。セッション前半は週末を通して速さを見せているアコスタがタイムを更新する中、サム・ロウズ（カレックス）、アロン・カネト（カレックス）らがアコスタのトップタイムを塗り替えていく。暫定のトップタイムを記録したカネトだったが、セッション残り5分というところで痛恨のクラッシュ。3コーナーで単独のクラッシュを喫してしまった。また、12コーナーでは小椋がクラッシュと転倒が相次いで起こる展開となる。転倒を喫してしまったカネトだったが、その後トップタイムを更新するライダーが現れず、1分50秒796というタイムを出していたカネトのポールポジションが確定した。1分50秒955を記録したアコスタが2位、1分50秒958を出したロウズが3位につけている。Q2で転倒を喫してしまった小椋は1分51秒696で決勝は14番グリッドからのスタートとなった。

MotoGP第6戦イタリアGP Moto2クラス2日目予選総合結果
1 アロン・カネト（カレックス）1分50秒796（Q2）
2 ペドロ・アコスタ（カレックス）1分50秒955（Q2）
3 サム・ロウズ（カレックス）1分51秒958（Q2）
4 ジョー・ロバーツ（カレックス）1分51秒008（Q2）
5 フィリップ・サラッチ（カレックス）1分51秒026（Q2）
6 ジェイク・ディクソン（カレックス）1分51秒038（Q2）
7 セレスティーノ・ビエッティ（カレックス）1分51秒097（Q2）
8 フェルミン・アルデゲール（ボスコスクロ）1分51秒129（Q2）
9 アロンソ・ロペス（ボスコスクロ）1分51秒145（Q2）
10 トニー・アルボリーノ（カレックス）1分51秒245（Q2）
11 マニュエル・ゴンサレス（カレックス）1分51秒245（Q2）
12 ジェレミー・アルコバ（カレックス）1分51秒519（Q2）
13 ダリン・ビンダー（カレックス）1分51秒582（Q2）
14 小椋藍（カレックス）1分51秒696（Q2）
15 アルベルト・アレナス（カレックス）1分51秒737（Q2）
16 セルジオ・ガルシア（カレックス）1分51秒748（Q2）
17 ソムキャット・チャントラ（カレックス）1分51秒824（Q2）
18 マティア・パシーニ（カレックス）1分52秒237（Q2）
19 バリー・バルタス（カレックス）1分51秒741（Q1）
20 ボ・ベンスナイダー（カレックス）1分51秒975（Q1）
22 デニス・フォッジャ（カレックス）1分51秒979（Q1）
23 ゾンタ・ファン・デン・グールベルク（カレックス）1分51秒983（Q1）
24 ショーン・ディラン・ケーリー（カレックス）1分52秒202（Q1）
25 イサン・グエバラ（カレックス）1分52秒280（Q1）
26 ボルハ・ゴメス（カレックス）1分52秒334（Q1）
27 ルーカス・トゥロビッチ（カレックス）1分52秒356（Q1）
28 マルコス・ラミレス（フォワード）1分52秒722（Q1）
29 羽田大河（カレックス）1分53秒172（Q1）
30 ロレンツォ・ダラ・ポルタ（フォワード）1分53秒489（Q1）
31 カスマ・ダニエル（カレックス）1分54秒277（Q1）