MotoGP第6戦イタリアGP Moto3 決勝
2023/06/11
MotoGP第6戦イタリアGP、Moto3クラスは、イタリアのムジェロ・サーキットで天候が晴れ、気温25度、路面温度35度というコンディションで行なわれた。
フリー走行3で走行ライン上を低速走行し、他車に影響を与えたとしてチャビエル・アルティガス(CFMOTO)、ジョエル・ケルソ(CFMOTO)、ルカ・ルネッタ(KTM)、ディエゴ・モレイラ(KTM)、ステファノ・ネパ(KTM)、イバン・オルトラ(KTM)の6名がグリッド降格処分とロングラップペナルティが科されている。フリー走行2で同様の処分を受けたヴィセンテ・ペレス(KTM)とダビド・サルバドール(KTM)を含め、多くのライダーがペナルティを受けたことによりスターティンググリッドの並びが大きくシャフルされた。
17周で行なわれた決勝レースはポールポジションのオンジュがホールショット。3番手の佐々木歩夢(ハスクバーナ)は3位で1コーナーを抜け、スタートを決めた古里太陽(ホンダ)が4位までポジションを上げる。好調のオンジュを逃すまいとダニエル・オルガド(KTM)と佐々木が2周目のホームストレートでオンジュを抜き接近戦に持ち込んでいく。
ジャウメ・マシア(ホンダ)とダビド・アロンソ(ガスガス)もトップ争いに加わり、早くも先頭集団は5台に絞られることに。膠着状態が続いたトップ争いは最終ラップまで続き、アラビアータでトップに出たオンジュがラストスパート。2位のオルガドとギャップを作り最終コーナーを立ち上がるも、オンジュのスリップストリームを使ったオルガドが逆転でトップチェッカーを受けた。週末を通して速さをみせていたオンジュは最後の最後で逆転を許し2位、またしても初優勝はお預けとなった。佐々木は優勝の可能性も高かったが、わずかに及ばず3位となった。
セカンドグループで入賞圏内を走っていた鈴木竜生(ホンダ)と古里はファイナルラップで痛恨の転倒を喫し、悔しいノーポイントに終わってしまった。予選で転倒を喫し後方からのスタートとなった鳥羽海渡(ホンダ)は粘りの走りで10位、山中は15位でポイントを獲得している。
MotoGP第6戦イタリアGP Moto3クラス決勝結果
1 ダニエル・オルガド(KTM)
2 デニス・オンジュ(KTM)
3 佐々木歩夢(ハスクバーナ)
4 ダビド・アロンソ(ガスガス)
5 ジャウメ・マシア(ホンダ)
6 コリン・ベイヤー(ハスクバーナ)
7 ディエゴ・モレイラ(KTM)
8 リカルド・ロッシ(ホンダ)
9 ステファノ・ネパ(KTM)
10 鳥羽海渡(ホンダ)
11 イバン・オルトラ(KTM)
12 マッテオ・ベルテッレ(ホンダ)
13 スコット・オグデン(ホンダ)
14 ホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)
15 山中琉聖(ガスガス)
16 アンドレア・ミニョ(KTM)
17 ロマーノ・フェナティ(ホンダ)
18 ダビド・サルバドール(KTM)
19 ルカ・ルネッタ(KTM)
20 マリオ・アジ(ホンダ)
21 ジョシュア・ワットリー(ホンダ)
22 アナ・カラスコ(KTM)
NCR 古里太陽(ホンダ)
NCR 鈴木竜生(ホンダ)
NCR ヴィセンテ・ペレス(KTM)
NCR ジョエル・ケルソ(CFMOTO)
NCR フィリッポ・ファリオーリ(KTM)
NCR チャビエル・アルティガス(CFMOTO)
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