SBK(スーパーバイク世界選手権)第9戦アメリカラウンドは、アメリカのラグナ・セカで決勝第2レースを行ない、チャズ・デイビス(Aruba.it レーシング-ドゥカティSBKチーム)が第1レースに続いて優勝した。デイビスのダブルウインは2013年のアラゴン以来、ドゥカティにとっては2012年のイモラ以来のダブルウインとなった。
決勝第2レースは気温26度、路面温度33度のドライコンディションでスタートしたが、序盤に雨が落ち始めるコンディションとなった。デイビスは1周目からトップに立つと、序盤から後続とのリードを広げ、6周目にはその差を約3秒に広げる。終盤までその差をキープしたデイビスはポールtoウインの完璧なレースでアメリカラウンドを制覇した。
2位争いも第1レースに続いてトム・サイクス(カワサキレーシングチーム)とジョナサン・レイ(カワサキレーシングチーム)のチームメイト同士のバトルとなり、サイクスが第1レースに続いて2位入賞、レイが3位となった。レイはチャンピオンシップリーダーの座をキープ。125ポイント差の2位にサイクスが続き、ダブルウインのデイビスがランキング3位に浮上した。
4位争いもジョルディ・トーレス(アプリリアレーシングチーム-レッドデビルズ)とレオン・ハスラム(アプリリアレーシングチーム-レッドデビルズ)のチームメイト同士によって争われ、レース終盤の22周目までハスラムがリードしていたが、23周目の3コーナーでトーレスが前に出て4位でゴール、僅差の5位にハスラムが続いた。
6位にアイルトン・バドビーニ(BMWモトラッド・イタリアSBKチーム)、7位にマイケル・ファン・デル・マーク(パタ・ホンダ・ワールドスーパーバイクチーム)、8位にニッコロ・カネパ(アルテアレーシング)、9位にレアンドロ・メルカド(バーニレーシングチーム)、10位にレオン・キャミア(MVアグスタ・レパルト・コルセ)が入賞。
ダビデ・ジュリアーノ(Aruba.it レーシング-ドゥカティSBKチーム)は2周目の6コーナーで転倒リタイア、シルバン・ギュントーリ(パタ・ホンダ・ワールドスーパーバイクチーム)も2周目の10コーナーで転倒リタイア、アレックス・ロウズ(ボルトコム・クレセント・スズキ)は3周を回ってピットに戻ってリタイアとなった。