SBK(スーパーバイク世界選手権)第9戦アメリカラウンドは、アメリカのラグナ・セカで決勝第1レースを行ない、チャズ・デイビス(Aruba.it レーシング-ドゥカティSBKチーム)が優勝した。
決勝第1レースは曇り空ながら気温22度、路面温度27度のドライコンディションで行なわれ、ポールポジションからデイビスが好スタートでトップに立ち、レースをリード。3周目には2位以下に1秒のリードを取り、終盤には約4秒とリードを広げ、独走でポールtoフィニッシュ、第3戦アラゴンの第2レース以来となる今シーズン2勝目を記録した。
デイビスが逃げた後、トム・サイクス(カワサキレーシングチーム)、とジョナサン・レイ(カワサキレーシングチーム)がチームメイト同士で序盤から終盤まで接戦の2位争いを展開。レース終盤に入った19周目の最終コーナーでレイがサイクスのインをついて前に出たが、立ち上がりでクロスラインでサイクスが抜き返しポジションを守る。レイは最後までサイクスの背後についていたものの、前に出ることはできず、サイクスが2位、レイが3位でチェッカーを受けた。
4位にダビデ・ジュリアーノ(Aruba.it レーシング-ドゥカティSBKチーム)が入賞。序盤はジョルディ・トーレス(アプリリアレーシングチーム-レッドデビルズ)が4番手につけ、ジュリアーノと4番手争いを展開していたが、13周目のコークスクリュー入口でジュリアーノが4番手に浮上。そのままトーレスを引き離して単独4位でゴール。トーレスは単独5位でチェッカーを受けた。
中盤以降追い上げたアレックス・ロウズ(ボルトコム・クレセント・スズキ)が6位でゴール。単独7位にシルバン・ギュントーリ(パタ・ホンダ・ワールドスーパーバイクチーム)、単独8位にマイケル・ファン・デル・マーク(パタ・ホンダ・ワールドスーパーバイクチーム)、単独9位にレアンドロ・メルカド(バーニレーシングチーム)の順で続き、10位にレオン・キャミア(MVアグスタ・レパルト・コルセ)、レオン・ハスラム(アプリリアレーシングチーム-レッドデビルズ)は序盤はギュントーリと6位争いを展開した後、単独6位を走っていたものの、21周目に転倒、再スタートを切って13位でチェッカーを受けた。