MotoGP第9戦ドイツGP、Moto3クラスは、ドイツのザクセンリンクで2日目の予選を行ない、ダニー・ケント(ホンダ)が1分26秒420でポールポジションを獲得した。
Moto3クラスの予選は気温22度、路面温度32度のドライコンディションで争われた。フリー走行3回目でトップタイムを記録していたケントは、予選でもセッション序盤からリーダーボードのトップをキープ。残り15分を切ったところで再びアタックに出ると、ファステストラップを更新する1分26秒420を記録する。この時点でフリー走行3回目に記録した自己ベストには届かず、ケントはさらにアタックを続行。ところが続く周回の6コーナーでスリップダウンを喫し、アウト側にいたワイルドカード参戦のライダーを巻き込んで転倒してしまう。ケントはピットに戻ったものの、壊れたマシンはコースサイドに置かれたままの状態で、この時点でケントのアタックは終了してしまった。
セッション終盤、各ライダー、ケントのタイムをターゲットにアタックを続けるが、約コンマ5秒の差を縮めるには至らず、ケントがそのまま今シーズン3回目となるポールポジションを獲得した。
最後のアタックで1分26秒939を記録したエネア・バスティアニーニ(ホンダ)が2番手に浮上。カレル・ハニカ(KTM)が1分26秒941で3番手と2戦連続となるフロントロウを獲得。ハニカはセッション中盤に3コーナーで転倒を喫したが、大きなダメージはなかった。
4番手に1分26秒968でファビオ・クアルタラーロ(ホンダ)、5番手に1分27秒005でエフレン・バスケス(ホンダ)、6番手に1分27秒130でアンドレア・ロカテッリ(ホンダ)、7番手に1分27秒160でホルヘ・マルティン(マヒンドラ)、8番手に1分27秒253でホルヘ・ナバーロ(ホンダ)、9番手に1分27秒313でニッコロ・アントネッリ(ホンダ)、10番手に1分27秒334でニコラス・アジョ(KTM)の順で続き、尾野 弘樹(ホンダ)は1分27秒921で23番手、鈴木 竜生(マヒンドラ)は1分28秒211で30番手から決勝レースに臨む。