今年の鈴鹿8耐注目チームのうち、唯一、ライダーラインナップが発表されていなかったTeam KAGAYAMAが、満を持して3人目の男の正体をついに明かした。今季はBMWを駆りBSBに参戦している清成龍一だ。
Team KAGAYAMAの鈴鹿8耐参戦は3年目。初年度にはレジェンドのケビン・シュワンツをひっぱり出した。2年目には若手注目株のドミニク・エガターを招聘。ベテラン、若手と来て、第3弾はどんな仕掛けが用意されているのかが注目されていた。そして発表されたのは〝チームの枠を超えたドリームチーム〟。同じ舞台で戦っていた三人のSBK通算勝利数は50回。鈴鹿8耐では3人合わせて6勝という最強チームの誕生だ。
清成は「就臣さんに呼ばれて、そしてイギリスのチームも快く送り出してくれることになり、本当に嬉しいです。鈴鹿8耐は久しぶりですし、SUZUKI GSX-R1000に乗るのも初めてですが、百戦錬磨の先輩たちに引っ張ってもらいながら、優勝に貢献できればと思っています。また、日本のファンのみなさんにも久しぶりに会えるので、今からとても楽しみです」とコメントを発表。加賀山は「SBK時代にバチバチのライバルだった3人がチームメイトになりました。不思議ですね! 私のオファーに応えてくれた二人に感謝します。自身としても2007年以来の優勝を目指します」と、やっと今年の体制が発表できたことに安堵すると共に闘志を燃やす。第2ライダーを務める芳賀紀行は「ユキオもキヨも経験豊富なライダーなので、今年は優勝と言うサプライズをしたいと思ってます」と、優勝宣言をした。