モンスター・エナジー・ヤマハMotoGPが連覇に向けて始動
2022/02/04
モンスター・エナジー・ヤマハMotoGPは、2月4日にオンラインによるチームプレゼンテーションを行なった。
プレゼンテーションには、新たにヤマハ発動機株式会社のMS開発部部長に就任した鷲見崇宏氏、チーム代表でヤマハ・モーター・レーシング・マネージングダイレクターのリン・ジャービス氏、チーム・ディレクターであるマッシモ・メレガリ氏、ライダーのファビオ・クアルタラロとフランコ・モルビデリ、そしてモンスターエナジーのスポーツ・マーケティング担当シニア・バイスプレジデントのミッチ・コビントン氏が出席。
2022年シーズンを戦うYZR-M1も公開され、マシンのカラーリングに変更はないものの、ピットボックス、レザースーツには「モンスターエナジー・ブラック」から「ヤマハファクトリーレーシング・ブルー」へのグラデーションとなる新グラフィックが採用された。
「長い冬休みでしたが、その間も常に忙しくしていたような気がします。たくさんのイベントに参加しましたし、当然いつも通りにトレーニングを続けていたので、いい意味で本当に忙しかったのです。今は、新しいシーズンのスタートにワクワクしており、ライディングを開始して、上達していくことを楽しみにしています。昨年はチャンピオンを獲得し、素晴らしい経験をしました。それを私から奪うことは誰にもできませんが、ひとたび走り出せば、何の意味も持たないものになるでしょう。去年のタイトルはもう過去のことで、これからは今年の戦いに集中しなければなりません。昨年はパンデミックの影響があり、シーズン前のテストはほとんどできませんでした。今年はすでにファクトリーチームで1年間の経験があるので、仕事の仕方も理解しています。強みも改善すべき点もわかっているので、セパンとマンダリカのテストではそれが役立ってくれると思います」とクアルタラロ。
「昨年は、体力回復に努めながら、同時にメンタルの強さが求められたシーズンでした。ひざの手術から復帰するのは大変なことでしたが、昨年の努力が今シーズンのスタートを支えてくれるでしょう。すでにいくつかのデータもありますし、マシンやチームにも慣れることができました。ヤマハのマシンにはいつも良いフィーリングを持っていますが、このM1はとくにスムーズです。ひざの状態も良くなってきた今、2022年型のマシンに乗るのがとても楽しみですし、私たちがこれからどのように進歩していくかに非常に興味があります。チームのみんなとの再会もとても楽しみです。昨年はチームの雰囲気がとても良かったので、テストのなかで成果が見られることを期待しています」とモルビデリ。
二人のライダーは明日から始まるセパンオフィシャルテストで2022年シーズンのスタートを切る。
こんな記事も読まれています