MotoGP第7戦サンマリノGP Moto2決勝
2020/09/14
MotoGP第7戦サンマリノGP、Moto2クラスは、イタリアのミサノ ワールドサーキット マルコ・シモンチェリで決勝レースを行ない、ルカ・マリーニ(カレックス)が優勝した。
Moto2クラスの決勝レースは気温28度、路面温度39度のドライコンディションで争われた。Q2でポールを獲得したサム・ロウズ(カレックス)が前戦のペナルティによりピットスタートとなり、予選2番手のレミー・ガードナー(カレックス)がウォームアップセッションの転倒で負傷し決勝を欠場したため、ポールポジションからスタートすることになったマリーニは、好ダッシュでレースをリード。2番手にチームメイトのマルコ・ベゼッチ(カレックス)が続き、3周目には3番手以下に1秒以上のリードを取ってトップ争いを展開する。
25周のレースの序盤を終えた8周目あたりでマリーニとベゼッチの差が開き、マリーニが単独トップに立ち周回を重ねて行くが、中盤すぎからベゼッチが再び差を縮める。18周目の14コーナーではラインを外したマリーニにベゼッチが急接近。トップに浮上するが、マリーニもすぐにトップを奪還する。
終盤に向けて再びマリーニとベゼッチの接戦のバトルが展開されるが、これでペースが落ちたことで、3番手を走っていたエネア・バスティアニーニ(カレックス)が二人との差を縮めていく。
終盤になるとマリーニはベゼッチを再び振り切り、24周目の14コーナーでベゼッチが挙動を乱したこともあり、その差を広げ、マリーニがそのまま今シーズン2勝目を記録した。ベゼッチは最後はバスティアニーニに背後に迫られたが、抑えきって2位に入賞。SKYレーシングVR46チームが、チームのホームレースでワンツーを飾った。バスティアニーニが3位入賞。イタリア人ライダーがホームレースで表彰台を独占した。
4位にチャビ・ビエルヘ(カレックス)、5位にアウグスト・フェルナンデス(カレックス)、6位にトーマス・ルティ(カレックス)、7位にファビオ・ディ・ジャンアントニオ(スピードアップ)が入賞。ピットスタートから追い上げたロウズは8位に入賞。ルーキートップの9位にアロン・カネト(スピードアップ)、10位にジョー・ロバーツ(カレックス)が入賞した。
長島 哲太(カレックス)は最終ラップまで7番手を争っていたが、最終ラップの3コーナーで転倒を喫し、リタイアに終わった。
チャンピオンシップ争いではマリーニがランキングトップをキープ。バスティアニーニが17ポイント差のランキング2位に続き、ベゼッチがランキング3位に浮上。新型コロナウイルスの陽性反応が出て、今レースの欠場を余儀なくされたホルヘ・マルティン(カレックス)はランキング4位に後退した。
Moto2第7戦サンマリノGP Moto2クラス決勝結果
1 ルカ・マリーニ(カレックス)
2 マルコ・ベゼッチ(カレックス)
3 エネア・バスティアニーニ(カレックス)
4 チャビ・ビエルヘ(カレックス)
5 アウグスト・フェルナンデス(カレックス)
6 トーマス・ルティ(カレックス)
7 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(スピードアップ)
8 サム・ロウズ(カレックス)
9 アロン・カネト(スピードアップ)
10 ジョー・ロバーツ(カレックス)
11 ロレンツォ・バルダッサーリ(カレックス)
12 マルコス・ラミレス(カレックス)
13 ロレンツォ・ダラ・ポルタ(カレックス)
14 シモーネ・コルシ(MVアグスタ)
15 ニッコロ・ブレーガ(カレックス)
16 ジェイク・ディクソン(カレックス)
17 ステファノ・マンジ(MVアグスタ)
18 ソムキャット・チャントラ(カレックス)
19 ボ・ベンスナイダー(NTS)
20 カスマ・ダニエル・ビン・カスマユディン(カレックス)
R 長島 哲太(カレックス)
R ハフィス・シャリン(スピードアップ)
R マーセル・シュローター(カレックス)
R アンディ・イズデイハール(カレックス)
R イェスコ・ラフィン(NTS)
R エドガー・ポンス(カレックス)
R ホルヘ・ナバーロ(スピードアップ)
R エクトル・ガルソ(カレックス)
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