MotoGP第7戦サンマリノGP Moto3決勝
2020/09/14
MotoGP第7戦サンマリノGP、Moto3クラスは、イタリアのミサノ ワールドサーキット マルコ・シモンチェリで決勝レースを行ない、ジョン・マクフィー(ホンダ)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは気温27度、路面温度30度のドライコンディションで争われた。ポールポジションから小椋 藍(ホンダ)が好スタートを切る。1周目のコントロールラインをトップで通過したのはガブリエル・ロドリゴ(ホンダ)。序盤から集団での接戦が繰り広げられ、前半戦をロドリゴと鈴木 竜生(ホンダ)が争うが、中盤にダリン・ビンダー(KTM)がトップ争いの先頭に浮上。しかし、ビンダーは15周目の6コーナー立ち上がりで転倒しリタイアに終わる。
23周のレースの終盤に入ってもトップから15名ほどが2秒以内という接戦が続く中、予選グリッドは中位以下だったマクフィーとアルベルト・アレナス(KTM)がトップ集団に加わって来る。しかし、ポイントリーダーのアレナスは22周目の3コーナーで転倒を喫し、今シーズン2度目のノーポイントに。
残り2周あたりからトップ集団のポジション争いが激しくなり、最終ラップはジャウマ・マシア(ホンダ)、ロドリゴ、マクフィー、小椋、鈴木がサイドバイサイドの接戦を繰り広げる。小椋は9コーナー手前でトップに立つが、10コーナーでラインがワイドとなり、マクフィーがトップに。続くバックストレートでマクフィー、鈴木、小椋がやや抜け出し、13コーナーで小椋が鈴木を交わして2番手に浮上。しかし、14コーナー立ち上がりで小椋がやや振られる。ゴールライン直前までマクフィーの後ろにぴたりとつけた小椋だったが、惜しくも前に出ることはできず、マクフィーがそのままトップでチェッカーを受け、今シーズン初優勝を飾った。
小椋は0.037秒差の2位に入賞。今シーズン5回目の表彰台を獲得。鈴木もマクフィーから0.232秒差の3位でチェッカーを受け、優勝したアンダルシアGP以来となる今季2回目の表彰台をチームのホームレースで獲得した。
4位にジェレミー・アルコバ(ホンダ)、5位にロドリゴ、6位にトニー・アルボリーノ(ホンダ)が入賞。マシアは最終ラップの混戦の中で順位を落とし、7位でゴールとなった。8位にロマーノ・フェナティ(ハスクバーナ)、9位にデニス・フォッジア(ホンダ)が続き、上位9名がトップから1秒以内でゴールラインを通過。10位にアンドレア・ミーニョ(KTM)が入賞。
山中 琉聖(ホンダ)は追い上げて12位に入賞。鳥羽 海渡(KTM)が17位、國井 勇輝(ホンダ)が23位でゴールした。佐々木 歩夢(KTM)はトップ集団の中で周回を重ねていたが、7周目の8コーナーで後方からアロンソ・ロペス(ハスクバーナ)に接触されて転倒、リタイアに終わった。佐々木は前戦に続き、他のライダーに接触されて2戦連続転倒リタイアとなった。
チャンピオンシップ争いではノーポイントに終わったアレナスがランキングトップをキープしているが、ランキング2位の小椋との差は5ポイント差に縮まった。鈴木もアレナスとは31ポイント差あるが、ランキング4位に浮上した。
MotoGP第7戦サンマリノGP Moto3クラス決勝結果
1 ジョン・マクフィー(ホンダ)
2 小椋 藍(ホンダ)
3 鈴木 竜生(ホンダ)
4 ジェレミー・アルコバ(ホンダ)
5 ガブリエル・ロドリゴ(ホンダ)
6 トニー・アルボリーノ(ホンダ)
7 ジャウマ・マシア(ホンダ)
8 ロマーノ・フェナティ(ハスクバーナ)
9 デニス・フォッジア(ホンダ)
10 アンドレア・ミーニョ(KTM)
11 ニッコロ・アントネッリ(ホンダ)
12 山中 琉聖(ホンダ)
13 リカルド・ロッシ(KTM)
14 ステファノ・ネパ(KTM)
15 カルロス・タタイ(KTM)
16 デニス・オンジュ(KTM)
17 鳥羽 海渡(KTM)
18 ダビデ・ピッツオーリ(KTM)
19 ジェイソン・デュパスキエ(KTM)
20 フィリップ・サラック(ホンダ)
21 カイルール・イダム・パウィ(ホンダ)
22 マクシミリアン・コフラー(KTM)
23 國井 勇輝(ホンダ)
24 バリー・バルトゥス(KTM)
25 セルジオ・ガルシア(ホンダ)
R アルベルト・アレナス(KTM)
R ダリン・ビンダー(KTM)
R 佐々木 歩夢(KTM)
R アロンソ・ロペス(ハスクバーナ)
R ラウル・フェルナンデス(KTM)
R セレスティーノ・ビエッティ(KTM)
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