MotoGP第7戦サンマリノGP MotoGP決勝
2020/09/14
MotoGP第7戦サンマリノGP、MotoGPクラスは、イタリアのミサノ ワールドサーキット マルコ・シモンチェリで決勝レースを行ない、フランコ・モルビデリ(ヤマハ)が優勝した。
MotoGPクラスの決勝レースは気温29度、路面温度42度のドライコンディションで争われた。
2番グリッドからスタートしたモルビデリは好スタートでレースをリード。4番グリッドスタートのバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が2番手で続き、ロッシは8コーナーでトップに立つが、すぐにモルビデリが逆転。
序盤はモルビデリ、ロッシ、ジャック・ミラー(ドゥカティ)、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、アレックス・リンス(スズキ)の7人がトップ集団を形成するが、モルビデリとロッシがわずかに後続にリードを取って抜け出す。
27周のレースの中盤に差し掛かるころにはモルビデリがロッシとのリードを広げて単独トップに立ち、終盤にはそのリードを2秒以上に広げて独走。そのままMotoGPクラス初優勝をホームレースで達成した。
2番手争いはロッシが20周目までキープしていたが、後方から追い上げてきたフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)が21周目のバックストレートでロッシをパスして2番手に浮上。リンス、ジョアン・ミル(スズキ)も2番手に追いつき、終盤に4人が接戦を繰り広げる。
バニャーヤはポジションをキープして2位に入賞。ロッシは3番手をキープしていたが、最終ラップの10コーナーでミルがロッシをパスして3位に入賞。
僅差の4位にロッシが入賞し、惜しくもVR46ライダーによるホームレース表彰台独占はならなかった。リンスは5位でゴール。ビニャーレスが6位、アンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)が7位に入賞した。
8位で中上 貴晶(ホンダ)がチェッカーを受けたが、最終ラップのトラックリミットオーバーで1ポジション降格となり、9位でチェッカーを受けたミラーが8位入賞。中上は9位入賞となった。中上は朝のウォームアップセッションではトップタイムを記録していた。10位にポル・エスパルガロ(KTM)が入賞。
ミゲール・オリベイラ(KTM)が10位、ブラッド・ビンダー(KTM)が11位、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が12位、イケル・レクオナ(KTM)が13位、ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)が14位、ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)が15位に入賞。
アレックス・マルケス(ホンダ)は16位、ステファン・ブラドル(ホンダ)は17位でゴール。ブラッドリー・スミス(アプリリア)は3周目の14コーナーで転倒を喫したが、再スタートし、18位でゴール。
ティト・ラバット(ドゥカティ)は18番手走行中の9コーナーで転倒リタイア。ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)は4番手走行中の8周目の4コーナーで転倒。再スタートし、16周目を終えた時点で一度ピットイン、再びコースインしたが、直後の6コーナーで2度目の転倒を喫し、リタイアに終わった。
カル・クロッチロウ(ホンダ)は右前腕の腕上がりの手術を行なって今レースに臨んだが、手術を受けた際の傷口から感染症のリスクがあるため、医師団の助言に従って、2日目から走行をキャンセル、今レースを欠場することになった。
クアルタラロがノーポイントに終わったことで、ドビジオーゾがランキングトップに浮上。クアルタラロは6ポイント差のランキング2位に後退した。
次週もミサノでエミリア・ロマーニャGPが開催される。
MotoGP第7戦サンマリノGP MotoGPクラス決勝結果
1 フランコ・モルビデリ(ヤマハ)
2 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
3 ジョアン・ミル(スズキ)
4 バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)
5 アレックス・リンス(スズキ)
6 マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)
7 アンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)
8 ジャック・ミラー(ドゥカティ)
9 中上 貴晶(ホンダ)
10 ポル・エスパルガロ(KTM)
11 ミゲール・オリベイラ(KTM)
12 ブラッド・ビンダー(KTM)
13 アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)
14 イケル・レクオナ(KTM)
15 ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)
16 ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)
17 アレックス・マルケス(ホンダ)
18 ステファン・ブラドル(ホンダ)
19 ブラッドリー・スミス(アプリリア)
R ティト・ラバット(ドゥカティ)
R ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
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