MotoGP第4戦スペインGPは、スペインのヘレスサーキットで二日目の予選を行なった。二日目も好天に恵まれたヘレスラウンド。午後は気温、路面温度共に非常に高い条件の中、予選が行なわれた。
MotoGPクラスでは、マルク・マルケス(ホンダRC213V)が1分38秒120でポールポジションを獲得。3回のフリー走行総合上位11番手以下のライダーによって争われた予選1回目をアルバロ・バウティスタ(ホンダRC213V)、ニッキー・ヘイデン(ホンダRCV1000R)の2名が上位で通過し、予選2回目に進出。予選2回目は気温28度、路面温度50度のコンディションの下、12名のライダーによって争われた。
予選2回目はホルヘ・ロレンソ(ヤマハYZR-M1)が先行。ロレンソはセッションのほとんどでリーダーボードのトップにつけていたが、終了直前、マルケスがロレンソのタイムをコンマ4秒更新するベストラップを記録。マルケスは予選直前のフリー走行4回目でもトップタイムを記録していた。開幕戦カタールから4戦連続となるポールポジションを獲得した。ロレンソは1分38秒541で2番手に。午前中のフリー走行3回目でトップタイムを記録していたダニ・ペドロサ(ホンダRC213V)が1分38秒630で3番手に続き、スペイン人ライダーがフロントロウを独占した。
4番手に1分38秒857でバレンティーノ・ロッシ(ヤマハYZR-M1)。5番手に1分39秒007でアレックス・エスパロガロ(フォワード-ヤマハ)が続いたが、フリー走行初日をトップで終えていたアレックス・エスパロガロは予選2回目終盤のアタック中に1コーナーで転倒を喫してしまい、それ以上のタイム短縮はならなかった。
6番手に1分39秒222でアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティGP14)。7番手に1分39秒243でステファン・ブラドル(ホンダRC213V)。8番手に1分39秒293でポル・エスパロガロ(ヤマハYZR-M1)。9番手に1分39秒390でブラッドリー・スミス(ヤマハYZR-M1)。予選1回目2番手で予選2回目に進んだアルバロ・バウティスタ(ホンダRC213V)は1分39秒751で10番手に。コーリン・エドワーズ(フォワード-ヤマハ)は1分39秒814で今シーズンベストグリッドの11番手を獲得。ニッキー・ヘイデン(ホンダRCV1000R)は予選1回目トップで予選2回目に進出し、1分39秒826で12番手となった。予選1回目3番手の青山 博一(ホンダRCV1000R)は惜しくも予選2回目進出ならず。予選1回目で記録した1分39秒768で13番手から決勝に臨む。
ケガからの復帰レースとなるカル・クロッチロウ(ドゥカティGP14)は1分39秒849で14番手。アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティGP14)が1分40秒118で15番手で続き、16番手に1分40秒126でカレル・アブラハム(ホンダRCV1000R)。17番手に1分40秒239でミケーレ・ピロ(ドゥカティ GP14)。18番手に1分40秒453でスコット・レディング(ホンダRCV1000R)。19番手に1分40秒566でヨニー・ヘルナンデス(ドゥカティGP14)。20番手に1分41秒009でダニロ・ペトルッチ(ART)。21番手に1分41秒124でマイケル・ラバティ(PBM)、22番手に1分41秒517でマイク・デ・ミオ(FTR)、23番手に1分41秒702でブロック・パークス(PBM)、24番手に1分42秒052でエクトル・バルベラ(FTR)の順となった。
Moto2クラスではミカ・カーリョ(カレックス)が1分42秒766でポールポジションを獲得した。Moto2クラスの予選は気温30度、路面温度52度のドライコンディションで争われた。カーリョはセッション序盤からリーダーボードのトップをキープ。開始27分過ぎにサンドロ・コルテセ(カレックス)がカーリョを逆転。いったんはトップに立ったものの、その約4分後にカーリョはタイムを更新、さらに続くラップでベストラップとなる1分42秒766をマーク。今季初、Moto2クラス通算2度目となるポールポジションを獲得した。
コルテセは1分43秒060で2番手、開幕戦カタールに続くMoto2ベストグリッドタイとなるフロントロウスタートを獲得。セッション終盤のアタックに成功し、1分43秒174で3番手を獲得したルイス・サロム(ポンス・カレックス)がMoto2クラス初のフロントロウを獲得した。
4番手に1分43秒222でトーマス・ルティ(スーター)、5番手に1分43秒232でドミニケ・エジャーター(スーター)が続く。ポイントリーダーのエステブ・ラバット(カレックス)は、午前中のフリー走行3回目でエンジントラブルに見舞われたものの、予選で1分43秒234を記録してセカンドロウの6番手を確保。7番手に1分43秒235でジョナス・フォルガー(カレックス)。8番手に1分43秒256でマーベリック・ビニャーレス(カレックス)。9番手に1分43秒501でマーセル・シュローター(テック3)。10番手に1分43秒513でヨハン・ザルコ(ケータハム・スーター)の順で続き、中上 貴晶(カレックス)は1分43秒625で13番手。長島 哲太(TSR)は1分45秒112で29番手から決勝レースに臨む。
Moto3クラスではジャック・ミラー(KTM)が1分46秒173でポールポジションを獲得。Moto3クラスの予選は気温28度、路面温度43度のドライコンディションで争われた。セッション序盤をリードしたのは開始6分過ぎにリーダーボードのトップに立ったイサック・ビニャーレス(KTM)。ミラーは開始18分過ぎにこれを逆転してトップに立つが、すぐにアレックス・リンス(ホンダ)がトップを奪取。さらにその直後、再びビニャーレスがファステストラップを更新してトップを奪い返す。
しかし、ミラーは開始33分でポールレコードを更新する1分46秒287を記録してトップに立つと、続く周回もファステストを更新する1分46秒173を記録。2番手にコンマ615秒差をつけて、アメリカズGPからの3戦連続ポールポジションを獲得した。
2番手に終盤のアタックで1分46秒788を記録したニッコロ・アントネッリ(KTM)が続き、リンスは1分46秒867で3番手。ビニャーレスは1分46秒867で4番手となった。
以下、5番手に1分46秒884でアレックス・マルケス(ホンダ)。6番手に1分47秒012でフランシスコ・バグナイア(KTM)。7番手に1分47秒049でエフレン・バスケス(ホンダ)。8番手に1分47秒262でニコラス・アジョ(ハスクバーナ)。9番手に1分47秒329でジョン・マクフィー(ホンダ)。10番手に1分47秒378でロマーノ・フェナティ(KTM)の順で続いた。