MotoGP第4戦スペインGPが、スペインのヘレスサーキットで、1日目の2回のフリー走行を行なった。フリー走行1日目は午前中の1回目、午後の2回目共に好天に恵まれ、特に2回目は各クラスが気温、路面温度共に高いコンディションの中で行なわれた。
MotoGPクラスでは、アレックス・エスパロガロ(フォワード-ヤマハ)が1分39秒357で初日総合トップに立った。エスパロガロは1回目に1分39秒357のベストラップを記録。2回目は自己ベストを上回ることができず、セッション2番手に終わったものの、総合トップで初日を終えた。
ホルヘ・ロレンソ(ヤマハYZR-M1)も1回目で記録したタイムを2回目に更新することができなかったが、1分39秒714の総合2番手で初日を終了。総合3番手のマルク・マルケス(ホンダRC213V)は1回目3番手、2回目に自己ベストを更新する1分39秒757を記録してセッションをトップで終えた。
ダニ・ペドロサ(ホンダRC213V)は1回目4番手、2回目6番手で1回目に記録した1分39秒860で総合4番手。2回目に1分40秒028を記録してセッション3番手となったアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティGP14)は、初日総合では5番手となった。バレンティーノ・ロッシ(ヤマハYZR-M1)は1回目5番手、2回目4番手、2回目に記録した1分40秒125で総合6番手。総合7番手に1分40秒560でアルバロ・バウティスタ(ホンダRC213V)。総合8番手に1分40秒644でステファン・ブラドル(ホンダRC213V)。総合9番手に1分40秒686でヨニー・ヘルナンデス(ドゥカティGP14)、総合10番手に1分40秒742でアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティGP14)と続いた。
ブラッドリー・スミス(ヤマハYZR-M1)は1分40秒758で総合11番手となったが、2回目のセッション終了間際に高速コーナーのクリビエコーナーで転倒。スミス自身に大きなダメージはなかったものの、マシンは大破した。ニッキー・ヘイデン(ホンダRCV1000R)は1分40秒788で総合12番手。ポル・エスパロガロ(ヤマハYZR-M1)が1分40秒918で総合13番手。ミケーレ・ピロ(ドゥカティ GP14)が1分40秒924で総合14番手に続き、エクトル・バルベラ(FTR)が1分40秒928で総合15番手。バルベラもセッション終了直前に転倒を喫してしまった。
青山 博一(ホンダRCV1000R)は1回目16番手、2回目14番手、1回目に記録した1分41秒183が初日のベストとなり、初日総合16番手。青山も2回目のセッション終盤にアスパーコーナーで転倒を喫した。
以下、総合17番手に1分41秒252でコーリン・エドワーズ(フォワード-ヤマハ)。総合18番手に1分41秒353でカル・クロッチロウ(ドゥカティGP14)。総合19番手に1分41秒374でスコット・レディング(ホンダRCV1000R)。総合20番手に1分41秒578でカレル・アブラハム(ホンダRCV1000R)。総合21番手に1分41秒589でダニロ・ペトルッチ(ART)。総合22番手に1分41秒914でマイケル・ラバティ(PBM)。総合23番手に1分42秒171でブロック・パークス(PBM)、総合24番手に1分42秒220でマイク・デ・ミオ(FTR)の順で初日を終了した。
Moto2クラスではエステブ・ラバット(カレックス)が1分43秒486で初日総合トップに立った。ラバットは1回目に1分43秒486にトップタイムを記録。2回目は4番手に留まったが、初日総合トップ10のライダーはいずれも2回目に1回目のタイムを更新することができず、1回目のタイムで初日の順位が決定した。
総合2番手に1分43秒564でミカ・カーリョ(カレックス)。総合3番手に1分43秒666でジョナス・フォルガー(カレックス)が続き、2回目トップのハビエル・シメオン(スーター)が1分43秒668で総合4番手。
総合5番手に1分43秒744でサンドロ・コルテセ(カレックス)。総合6番手に1分43秒813でニコラス・テロール(スーター)。総合7番手に1分43秒814でトーマス・ルティ(スーター)。2回目のセッション序盤に転倒を喫したマーベリック・ビニャーレス(カレックス)は、2回目は14番手に留まったものの、1回目に記録していた1分43秒930で総合8番手となった。総合9番手に1分43秒937でルイス・サロム(ポンス・カレックス)。中上 貴晶(カレックス)は1回目10番手、2回目はセッション終盤までリーダーボードのトップをキープして、最終的にセッション3番手となった。中上は1回目に記録した1分43秒984の総合10番手で初日を終了。長島 哲太(TSR)は1回目30番手、2回目33番手、1回目に1分45秒855を記録して総合31番手となった。
Moto3クラスでは、イサック・ビニャーレス(KTM)が1分47秒388で初日総合トップに立った。ビニャーレスは1回目にトップタイムを記録。2回目は8番手に終わったものの、初日総合ではトップとなった。同様に1回目2番手のアレックス・マルケス(ホンダ)が1分47秒699を記録し、2回目を5番手、総合2番手で初日を終えた。
午後の2回目で1分47秒725を記録してセッショントップに立ったエフレン・バスケス(ホンダ)が1分47秒725で総合3番手に。総合4番手には2回目に1分47秒799を記録したロマーノ・フェナティ(KTM)が続き、総合5番手は1回目に記録した1分47秒843でヤコブ・コンフェイル(KTM)、総合6番手に1分47秒895でミゲール・オリビエラ(マヒンドラ)の順で続いた。
ポイントリーダーのジャック・ミラー(KTM)は1分48秒060で初日総合7番手。総合8番手に1分48秒118でアレックス・リンス(ホンダ)。総合9番手に1分48秒132でジョン・マクフィー(ホンダ)。ワイルドカードでグランプリ初参戦の17歳のスペイン人ライダー、ガブリエル・ロドリゴ(KTM)が1分48秒207で初日総合10番手と好スタートを切った。