2019-2020FIM世界耐久ロードレース選手権が今週開幕
2019/09/17
FIM世界耐久ロードレース選手権シリーズ(EWC)の2019-2020新シーズンが今週末、ボルドール24時間耐久ロードレースで開幕する。決勝は9月21日の現地時間15時(日本時間21日22時)からスタートし、22日の15時(日本時間22日22時)にチェッカーとなる。日本からはF.C.C. TSR Honda Franceが年間エントリー、大久保光と浦本修充がスポット参戦する。
年をまたぐ全5戦で戦われているEWC。2019-2020シーズンは2019年9月のボルドールで開幕し、2020年7月の鈴鹿8耐で最終戦を迎える。昨シーズンはTEAM SRC KAWASAKI FRANCEが最終戦の鈴鹿で初めての世界タイトルを決めると、2017-2018シーズンのチャンピオンで、ゼッケン1を付けてシーズンを戦ったF.C.C. TSR Honda Franceは8ポイント差でランキング2位、Suzuki Endurance Racing Teamがランキング3位という結果だった。
新シーズンの開幕戦となるボルドール24時間では、SRC KAWASAKIがゼッケン1を戴冠。昨シーズンと同じジェレミー・グアルノーニ、エルワン・ニゴン、ダビド・チェカの3人がエントリーしている。
日本から唯一EWCにフル参戦しているチーム、F.C.C. TSR Honda Franceは、ゼッケンを5番に戻し、ジョシュ・フック、フレディ・フォレイ、マイク・デ・ミオと、こちらも昨シーズンと同じメンツをそろえた。
TSRの藤井正和総監督は「今シーズンの目標は、ポイントを取れるときにはすべて取ることだ。特に24時間レースでは予選から8時間、16時間、そしてフィニッシュと着実に結果を残していきたい。もちろん8時間レースもだが、今季はアジア、セパンも加わり、その初代チャンピオンになることも目標の一つだ。そのためには、まだまだ進めなければならないことは山ほどある。立ち止まっているヒマはない。当然、レースの結果のみならず、我々の真価が問われるシーズンになるだろう。気を引き締めて取り組みたい」とコメント。
ほかにもBMWのファクトリーサポートを受けるBMW Motorrad World Endurance Teamや、ドゥカティのパニガーレV4RをEWCで初めて走らせるHRT-100-Hertrampf Racing Endurance Ducatiなどの参戦にも注目が集まる。
なお、9月3日、4日に行なわれたボルドールテストでは、マービン・フリッツ、ニッコロ・カネパ、ロリス・バズの布陣で戦うYARTヤマハがトップタイムをマークしている。
【2019年9月3日-4日 ボルドールテスト トップ10リザルト】
1 YART Yamaha(ヤマハ)– 1:54.154
2 Team SRC Kawasaki France(カワサキ)– 1’54.398
3 VRD Igol Pierret Experiences(ヤマハ)– 1’54.659
4 Tati Team Beaujolais Racing(カワサキ)– 1’54.860
5 F.C.C. TSR Honda France(ホンダ)– 1’54.947
6 Team ERC Endurance(BMW)– 1’54.968
7 BMW Motorrad World Endurance Team(BMW)– 1’55.076
8 Suzuki Endurance Racing Team(スズキ)- 1’55.123
9 Moto Ain(ヤマハ)– 1:55.422
10 Team 33 Coyote Louit Moto(カワサキ)– 1’55.688
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