MotoGP第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP MotoGP決勝
2019/09/16
MotoGP第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP、MotoGPクラスは、イタリアのミサノ ワールドサーキット マルコ・シモンチェリで決勝レースを行ない、マルク・マルケス(ホンダ)が優勝した。
MotoGPクラスの決勝レースは気温26度、路面温度39度のドライコンディションで争われた。ポールスタートのマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)がスタートからレースをリードするが、3周目にファビオ・クアルタラーロ(ヤマハ)がトップに浮上。4周目にはマルケスもビニャーレスを交わして2番手に浮上すると、トップを行くクアルタラーロを追う。レース中盤に差し掛かるころにはマルケスがクアルタラーロに追いつき、この二人が後続にリードをつけてトップ争いを展開。
レース終盤までマルケスは仕掛けず、クアルタラーロの背後をぴたりとマーク。最終ラップのストレートエンドでマルケスがトップに浮上するが、クアルタラーロも4コーナーでトップを奪還。しかし、続く8コーナーでマルケスが再び前に出る。
コース終盤の14コーナーでクアルタラーロが背後に迫るが、接触しそうになりスロットルを戻し、マルケスがそのままトップでゴール。この勝利はマルケスにとってグランプリ通算77勝目となり、マイク・ヘイルウッドの通算76勝の記録を交わして、歴代通算優勝記録4位に浮上した。
クアルタラーロはレースの大半をリードしMotoGPクラス初優勝の期待が高まったが、惜しくも僅差の2位。ビニャーレスは二人に先行された後、単独3番手での走行となり、終盤に二人との差を縮めたものの、3位に終わった。
4位にバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、5位にフランコ・モルビデリ(ヤマハ)が続き、アンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)が6位。
2番グリッドからスタートしたポル・エスパルガロ(KTM)は、7位に入賞。8位にジョアン・ミル(スズキ)、9位にジャック・ミラー(ドゥカティ)、
10位にダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)の順で続いた。
前戦の接触転倒のペナルティにより、3グリッド降格の11番グリッドからスタートしたヨハン・ザルコ(KTM)は11位。アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が12位、ティト・ラバット(ドゥカティ)が13位、ホルヘ・ロレンソ(ホンダ)が14位、ハフィス・シャリン(KTM)は15位に入賞した。
ミゲール・オリベイラ(KTM)は9周目の4コーナーで転倒したものの再スタートして16位でゴール。17位にカレル・アブラハム(ドゥカティ)が続き、中上 貴晶(ホンダ)は4周目の10コーナーで転倒、再スタートし、18位でチェッカーを受けた。
カル・クロッチロウ(ホンダ)は11番手走行中の23周目に転倒リタイア。ワイルドカード参戦のミケーレ・ピロ(ドゥカティ)は10番手走行中の22周目に転倒リタイア。アレックス・リンス(スズキ)は7番手走行中の16周目の4コーナーで転倒リタイア。フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)は14番手走行中の12周目に転倒リタイアに終わった。
チャンピオンシップでは今シーズン7勝目を記録したマルケスがランキングトップをキープ。ランキング2位のドビジオーゾとのポイント差は93ポイントに広がった。
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