MotoGP第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP Moto3決勝
2019/09/16
MotoGP第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP、Moto3クラスは、イタリアのミサノ ワールドサーキット マルコ・シモンチェリで決勝レースを行ない、鈴木 竜生(ホンダ)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは気温26度、路面温度33度のドライコンディションで争われた。ポールポジションからスタートした鈴木はスタートからレースをリード。序盤からトニー・アルボリーノ(ホンダ)とトップを争うが、中盤に差し掛かる前にはセカンドグループが追いつき、トップ集団は5人によるバトルとなる。
その中でも鈴木は終始レースをリード。18周目の1コーナーでジャウマ・マシア(KTM)がトップに立つが、鈴木は21周目にはトップを奪い返す。終盤にはトップ集団は7人による争いとなり、その中には追い上げて来た小椋 藍(ホンダ)も加わっていた。ところが、最終ラップの8コーナーでアンドレア・ミーニョ(KTM)が転倒、アウト側にいた小椋は巻き込まれて転倒し、リタイアに終わってしまう。
トップ争いは最終ラップに鈴木、アルボリーノ、ジョン・マクフィー(ホンダ)が接戦を展開するが、鈴木はトップの座を譲らず、そのままチェッカーを受け、グランプリ初優勝をポールtoウインで飾った。鈴木にとってグランプリ参戦84戦目の初勝利、チームのホームレースでの勝利に、SIC58スクアドラ・コルセのスタッフたちは歓喜にわいた。
最終ラップにアルボリーノを交わしたマクフィーが2位入賞。アルボリーノは3位でチェッカーを受けた。
マシアが4位、5位にデニス・フォッジア(KTM)、6位にガブリエル・ロドリゴ(ホンダ)、7位にマルコス・ラミレス(ホンダ)の順でチェッカーを受け、ロレンツォ・ダラ・ポルタ(ホンダ)は5位でチェッカーを受けたが、トラックリミットオーバーでレース結果に3秒加算のペナルティを受け、8位となった。9位にフィリップ・サラック(KTM)10位にラウル・フェルナンデス(KTM)が入賞。
小椋は最後までトップ集団に加わりながらリタイアに終わり、真崎 一輝(KTM)は15位走行中の19周目の2コーナーで転倒しリタイア。佐々木 歩夢(ホンダ)は1周目の8コーナー進入で転倒リタイア。決勝前のウォームアップセッションでトップタイムを記録していた鳥羽 海渡(ホンダ)はスタート直後の1コーナーで他車に接触されて転倒リタイアに終わった。
出走30台中、完走16台と、Moto3クラスの決勝は荒れた展開となった。チャンピオンシップ争いではダラ・ポルタがランキングトップをキープ。ランキング2位のアロン・カネト(KTM)がマシントラブルによりリタイアに終わり、ダラ・ポルタとカネトのポイント差は22ポイントに広がった。
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