SBK第10戦ポルトガル 2日目 スーパーポール/レース1
2019/09/08
SBK(スーパーバイク世界選手権)第5戦イモララウンドは、ポルトガルのポルティマオ(アウトドローモ・インターナショナル・ド・アルガルベ)で2日目のスーパーポールと決勝レース1を行なった。
スーパーポールでトップタイムを記録したのはジョナサン・レイ(カワサキ)。レイはFP3でもトップタイムを記録。スーパーポールではセッション終盤のアタックで新オールタイムレコードとなる1分40秒372を記録し、今シーズン4回目となるスーパーポールトップで、レース1のポールポジションを獲得した。
2番手に1分40秒483でトム・サイクス(BMW)が続き、サイクスもレコードを更新。3番手に1分40秒675でサンドロ・コルテセ(ヤマハ)が続き、フロントロウを獲得。
レオン・キャミア(ホンダ)の代役として参戦する高橋 巧(ホンダ)は1分42秒755で17番手、清成 龍一(ホンダ)は1分43秒118で18番手からレース1に臨んだ。
レース1は気温30度、路面温度43度のドライコンディションで争われた。ポールポジションからスタートしたレイが好ダッシュでトップに立つと、1周目からリード。2周目には2番手以下に約1秒半のリードを築くと、そのまま周回ごとにリードを広げ、レース中盤には約4秒7と大きなリードを築いて独走。今シーズン7勝目を記録した。
2位にチャズ・デイビス(ドゥカティ)が入賞。デイビスはスーパーポールで12番手に止まったが、12番グリッドから好スタートを見せ、1周目を4番手で通過すると、5周目には2番手を走っていたトム・サイクス(BMW)の転倒により2番手に浮上。序盤から中盤すぎまでマイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)と接戦を展開したが、終盤にはファン・デル・マークを振り切って、単独2位でゴール。今シーズン5回目の表彰台を獲得した。
ファン・デル・マークは終盤にデイビスからは遅れたものの、単独3位でゴール。今シーズン5回目の表彰台に立った。
4番手争いは、序盤からレオン・ハスラム(カワサキ)、トプラック・ラズガットリオグル(カワサキ)、アレックス・ロウズ(ヤマハ)の3人が接戦を展開していたが、スタート直後の1コーナーの接触でコースオフし、1周目に16番手まで後退していたアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)が終盤に追いつき、ロウズ、ラズガットリオグルを次々に交わすと、残り2周でハスラムを交わして4番手に浮上し、そのまま4位でゴールした。
ハスラムが僅差の5位に続き、ラズガットリオグルは最終ラップに遅れ単独6位でゴールとなったが、インディペンデントライダートップとなった。ロウズはバウティスタに交わされたあたりで4番手争いから脱落。7位でゴールとなった。
8位にサンドロ・コルテセ(ヤマハ)、9位にマルコ・メランドリ(ヤマハ)、10位にマイケル・リナルディ(ドゥカティ)が入賞。ジョルディ・トーレス(カワサキ)が11位、マーカス・ライターバーガー(BMW)が12位に続き、サイクスはスタート直後から2番手を走行しレイを追っていたが、5周目の8コーナーで転倒。再スタートして13位でゴール。レアンドロ・メルカド(カワサキ)が14位に続き、代役参戦でSBK初参戦となる高橋は15位でゴールし、初ポイントを獲得した。
ロリス・バズ(ヤマハ)は8番手走行中の5周目の8コーナーで転倒、最下位まで後退したが、追い上げて16位でゴール。シルバン・バリアー(ドゥカティ)が17位、
アレッサンドロ・デルビアンコ(ホンダ)が18位に続き、、清成は19位でゴールとなった。ユージン・ラバティ(ドゥカティ)はマシントラブルによりピットに戻ってリタイアに終わった。
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