SBK第10戦ポルトガル 決勝レース2
2019/09/09
SBK(スーパーバイク世界選手権)第10戦ポルトガルラウンドは、ポルトガルのポルティマオ(アウトドローモ・インターナショナル・ド・アルガルベ)で、スーパーポールレースと決勝レース2を行なった。
レース2のグリッドを決める10周のスーパーポールレースではジョナサン・レイ(カワサキ)が優勝し、2位にアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)、3位にアレックス・ロウズ(ヤマハ)が入賞し、レース2のフロントロウを獲得。高橋 巧(ホンダ)は17位、清成 龍一(ホンダ)は20位でチェッカーを受け、それぞれレース2を17番グリッド、20番グリッドからスタートすることになった。
レース2は気温33度、路面温度44度のドライコンディションで争われ、ポールスタートのレイがリードするが、土曜日のレース1ほどリードを築くことはできず、序盤は6人のライダーによるトップ集団が接戦を繰り広げる。
この中から5周目にトプラック・ラズガットリオグル(カワサキ)がトップに浮上するが、6周目にはスタートで出遅れていたアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)がトップに立ち、7周目のコントロールライン上ではコンマ4秒ほどのリードを取り、逃げにかかる。バウティスタとラズガットリオグルに先行されたレイはすぐにラズガットリオグルを交わして2番手に浮上すると、バウティスタを追うが、その差は少しずつ広がっていく。
レース終盤になるとレイがバウティスタとの差を周回ごとに縮め、最終ラップには真後ろまで迫ったが、勝負をかけるまでには至らず、0.111秒差でバウティスタが逃げ切り、第7戦ミサノのスーパーポールレース以来となる今シーズン15勝目を記録した。
レイが僅差の2位に入賞。ランキングトップのレイと2位のバウティスタの差は91ポイント差となった。
ラズガットリオグルは中盤以降、単独3番手の走行となり、レイから4.465秒遅れの3位に入賞。今シーズン6回目の表彰台を獲得した。
4番手争いは、レース中盤にはアレックス・ロウズ(ヤマハ)、レオン・ハスラム(カワサキ)、マイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)が接戦を繰り広げたが、終盤にはロリス・バズ(ヤマハ)が追いつき4人の争いとなる。ロウズとハスラムが最後まで激しいポジション争いを展開し、ロウズが4位に入賞。僅差の5位にハスラムが続き、バズとファン・デル・マークは最後に4位争いから遅れ、最終ラップに接戦の6位争いを制したバズが6位、ファン・デル・マークが7位に入賞した。
8位にマルコ・メランドリ(ヤマハ)、9位にトム・サイクス(BMW)、10位にサンドロ・コルテセ(ヤマハ)の順で続き、ジョルディ・トーレス(カワサキ)が11位、マイケル・リナルディ(ドゥカティ)が12位、マーカス・ライターバーガー(BMW)が13位、ユージン・ラバティ(ドゥカティ)が14位、レアンドロ・メルカド(カワサキ)が15位に入賞。
チャズ・デイビス(ドゥカティ)は8番手走行中の12周目にマシントラブルに見舞われ、16番手に後退。そのまま16位でチェッカーを受けた。高橋 巧(ホンダ)は17位、シルバン・バリアー(ドゥカティ)が18位、清成 龍一(ホンダ)が19位、アレッサンドロ・デルビアンコ(ホンダ)が20位でチェッカーを受けた。
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